愛の戦士 レインボーマン サウンドトラック

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作詞 - 川内康範 / 作曲 - 北原じゅん

日本人を殺そうと企てている「死ね死ね団」から日本を守るために戦う70年代のカルトヒーロー、
レインボーマン(1972年 –1973年) のサウンドトラック。


「レインボーマン」ではなくて「愛の戦士 レインボーマン」が正式名称なんですって。
学校ではレインボーマンの替え歌が流行ったけど、今ではとても歌えるようなしろものではありません。

だいたい、♪インドの山奥で〜 と始まる主題歌と
♪死ね、死ね,死ね死ね死ね死ね死んじまえ〜 の放送禁止(放送自粛?)の過激な歌詞は
本当にインパクトがありますよ。
この歌詞を書いた川内康範による森進一の「おふくろさん」騒動、あの一件も驚きましたっけ。

それに、こういうヒーローものやアニメなどは、オープニングはとっても快活で、
エンディングは大体バラード曲と相場は決まっているようなものなのですが
レインボーマンのエンディング曲の場合は、かなりやさぐれた歌詞のブルース調に変わります。

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作曲している北原じゅん先生の方に着目してみると、素人のくせになんなんですけど、
主題曲や「死ね死ね団」のテーマ曲はよくできていると思います。
しかし、ヤマト・タケルがダイバダッタの弟子になって
インドで修業していた頃のシーンで挿入されるサウンドトラックの数々が、
かのマーティン・デニーさながらのエキゾチカ風なのです!
舞台がインドですからインドエキゾチカ。と言いたいのですが、
明らかに中国みたいな曲調が多いんですね。
インドらしい旋律をうまく出せていない無国籍的なところがちょっと変です。
YouTubeではそこら辺の曲が見当たらず残念ではあります。

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このアルバムに関してですが、「死ね死ね団」のテーマ曲はワンコーラスのみなので
注意した方がいいですね。
このテーマ曲をちゃんと聴きたい方は、ヒーローものや特撮ものの主題歌を集めたコンピなどを
調べて買った方がいいかもしれません。
さて、実は実写のレインボーマンそのものに関してはうろ覚えなところが多いので
お正月休みを利用してDVDでも観たいと思っています。


♪オープニング曲


♪死ね死ね団のテーマ  
画像はナゴムレコードのバンド、その名も「死ね死ね団」のアルバムを使っているので誤解のないように。
曲自体はオリジナルです。



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Jean-Luc Godard / Histoire(s) De Musique ゴダールの映画音楽

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ジャン=リュック・ゴダール監督の映画サントラ集。
ゴダールの映画音楽は、誰でも知っているドラマチックな音楽…
とは云えないまでも印象的な曲が多い。

バルドー主演、ジョルジュ・ドルリュー作曲『軽蔑』の“カミーユのテーマ”には
胸が締め付けられるような深みのある美しさがあるし
ミシェル・ルグラン作曲の『女と男のいる舗道 』は、物悲しいバッキングにオーボエ(違うかも?)
の旋律が被ってきて、静かに絶望感が溢れ出してくる。
『中国女』のMao Maoは、Claude Channesなるシンガーのヴォーカル入りのポップス曲で、
途中で女の子のヴォーカルと入れ替わったりして、やけに耳に残る。
この曲を持っていたくてこのコンピレーション盤をわざわざ購入したんだっけかな。

映像より前に出ない奥ゆかしさがありつつ、映像と離れても静かに光を放っているゴダールの映画音楽。

「軽蔑」から


「女と男のいる舗道」から


「中国女」から
Mao Mao と「中国女」予告


Weyes Blood (Natalie Mering)/ The Innocents (2014)

  • 2014/12/14 17:15
  • Category: W
Weyes-Blood-The-Innocents

Jackie-O Motherfuckerにも在籍していた女性アーティスト、
Weyes Blood (Natalie Mering) の新作。
以前Weyes Blood & The Dark Juices 名義の作品を紹介したことがあったのですが、
それと大きく変わる事なく、歌がどことなくニコを彷彿としたフォークソングで、
時々エレクトリックな音が被さってサイケデリック感を醸し出していたりします。
しかし今作は妙に神々しいんです。


Some Winters [Official Video]



タモリ / タモリ (1977)

  • 2014/12/12 20:10
  • Category: T
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昼のタモさんより、やっぱり夜のタモさん。という人は多いと思うなぁ。
これは信じられない事に、もう40年近く前に収録されたアルバムなんですね。
中国語ネタなんかは有名ですけど、アルバムでは10曲目で聴く事が出来ます。
洞察力豊かな模倣の技にニンマリ。

裏ジャケはこれ。
tamoriura.jpg

ハナモゲラ語


1. タモリの大放送::序曲“タモリのテーマ”
2. タモリの大放送::ハナモゲラ相撲中継
3. タモリの大放送::教養講座“日本ジャズ界の変遷”
4. タモリの大放送::CMブラジャー・ミシン
5. タモリの大放送::世界の短波放送
6. タモリの大放送::お昼のいこい
7. タモリの大放送::歌舞伎中継“世情浮名花模越”
8. タモリの大放送::料理の時間~大混線
9. タモリのバラエティー・ショー::FEN<ニュース~スリラーアワー~コミックショー>
10. タモリのバラエティー・ショー::第一回テーブル・ゲーム世界選手権大会 於 青森
11. タモリのバラエティー・ショー::“武蔵と小次郎” part1~討入り前の蕎麦屋の二階
12. タモリのバラエティー・ショー::“武蔵と小次郎” part2~演歌“けねし晴れだぜ花もげら”
13. タモリのバラエティー・ショー::“武蔵と小次郎” part3~町の民謡教室 試聴する
14. タモリのバラエティー・ショー::“武蔵と小次郎” part4~アフリカ民族音楽“ソバヤ”
15. タモリのバラエティー・ショー::“武蔵と小次郎” part5~中国語のハワイアン・メドレー~終曲


The Knife /Shaking the Habitual(2014)

  • 2014/12/08 20:15
  • Category: K
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スウェーデンの兄妹デュオ、The Knife の今年の春頃に出たアルバム。
エレクトロでダーク。節回しは民謡のように感じる部分もあるし、
日本の祭り太鼓にも通じるようなリズムもあるし、クールなんだけど、北欧のお国柄というのか
やっぱり不思議なテイストを兼ね備えておりますね。

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しかしこのデュオ、11月に解散してまいました。
かなりダンスミュージック寄りだとばかり思っていたのと、
これまでのアルバムジャケットのセンスがあまり好きじゃないという理由でこれまで敬遠してきたことが
もったいなかったなぁ。と思うような内容の濃いアルバムでした。

♪A Tooth For An Eye






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