映画「私が、生きる肌」

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監督・脚本:ペドロ・アルモドバル
原作:ティエリ・ジョンケ『蜘蛛の微笑』
製作年:2011年
製作国:スペイン映画
主演:アントニオ・バンデラス
    エレナ・アナヤ


今観られていなくても、10年後20年後にカルト映画として紹介される映画
    ー パイクマン

第二のスケキヨ登場!
   ー パイクマン


唐突ですが、私の行く「TSUTAYA」ではレジカウンターが取り除かれて
機械数台が置かれていて店員の数が随分減り
自分でバーコードを読み取り支払いもその機械で済ませます。
全国的にそうなのかな?
この無人化計画で機械が苦手な世代が排除されてしまうのでは!?



ということで、この映画はパッケージの女スケキヨのインパクトで借りました。
最初の数十分はつまらないB級を借りてしまったかも…
後悔の念が沸々と沸き起こったのです。
マッドサイエンティストが皮膚に関する人体実験をするために人を監禁して
それがよかなる方向に向かっていくというよくあるストーリーかなと思ったんです。
確かにその通りなんですが、「トラ男」なる人物が登場した頃から
こ映画はいい意味で自分の予想を裏切ってくれる映画だという確信に変わりました。
全体に近未来的な色彩がベールのようにかかってある感じ。
ワンピとかカーディガンなどの衣装も可愛くて素敵で
インテリアの色合いなどはスモーキーがかった派手色が綺麗です。
衣装はジャン=ポール・ゴルチエです。

ikiruhada2.gif

自分の妻に似せてある人間の皮膚を再生させていくそれに至るエピソードと、
一体誰がそんな目に遭ってしまっているのか…ハッとするというかゲッとします。
「ハッとしてゲッ」です。
そしてアントニオ・バンデラスの「濃さ」に注目!
この外見の濃さが他の俳優陣とアンバランスでいい感じがしましたわ。

以上。

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Christine Owman / Little Beast

  • 2013/01/22 22:45
  • Category: C
little beast

スウェーデンの女性シンガー・ソングライター、Christine Owmanの3rdアルバム。


ミドルテンポの妖しきフォーキーソング。ミュージカル・ソーやギターにウクレレ、ベースもヴァイオリンもグロッケンスピール、ピアノもパーカッションも、全部彼女の演奏。ザクザクっとした感触の曲から先ほど書いた妖しげな雰囲気を漂わせている曲、ゴスっぽい曲からドリーミーな曲も使用した楽器の多さに反比例してシンプルなサウンドをバックに、物憂げな歌がこの世の悲しさを映し出しているように聴こえます。

Screaming TreesのMark Laneganが参加した数曲、特にM-4の“Familiar Act”はいけない世界を覗いたような…?男女のデュエットにゾクッとします。

christineowman2.gif

http://christineowman.com/

シングルカットした曲の試聴 Itunesで少しだけ
iTunes

アルバム収録曲が見つからないので、以前のアルバムより彼女の音楽をよく表している曲を載せます。
♪Dance




Lemon Kittens / The Big Dentist

  • 2013/01/13 17:05
  • Category: L
thebigdentist.gif

カール・ブレークと管理人がこよなく愛するダニエル・ダックス嬢によるイギリスのデュオLemon Kittens(レモン・キトゥンズ)の2ndアルバム(1982)。


以前書いたLemon Kittensの1stアルバム
LEMON KITTENS「WE BUY A HAMMER FOR DADDY」
http://pikeman.blog5.fc2.com/blog-entry-42.html
lemonkittens22.gif

ダニエル・ダックスがソロになる前に組んでいたデュオです。
ノイズ/インダストリアルか実験音楽かわけわかないですが
世の中からちょっとズレている人たちの感覚なんだからしょうがないんです。
滅茶苦茶な様でまとまっていて可愛いところもあるのですよ。
それがレモン・キトゥンズの特徴。
どちらかというと私はこちらの2ndアルバムの方を強く推します!

おもちゃのピアノやフルートやクラリネットやTR808(リズムマシーン)やらの音と
シンセによるエレクトリックな音も楽しめます。
ビートを刻んだ歌入りの曲もあって、楽器編成も独特だしギターの金属的な音を聴いていると
楽器の使い方自体が変わっているのではないかと思えるフシもあったりして…。
まっそれはともかく
カール・ブレーク作の曲が多いですがダニエル・ダックスも美声を聴かせてくれていますし
彼女は個性的なサックスの音を出します。
クマさんみたいなカール・ブレークもとても美声ですし
空前のネコブームにのっかってレモン・キトゥンズ(レモンの子猫ちゃんたち?)も
ブームになるかもしれません!?

♪They are both dirty


♪Night Not Shared


♪Mylmus




Pete Shelley / XL1

  • 2013/01/13 00:30
  • Category: P
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オリジナルパンクバンド「Buzzcocks」のヴォーカル、ピート・シェリーの
ソロアルバム第二弾!1983年。


前回に引き続きピート・シェリーのアルバムです。このアルバム、当時の邦題は『コンピューターワールド』(笑)だったようです。それほどコンピューターしているわけでもないですが前回書いた1stアルバム『Homosapien』に比べてテクノ度が増して人工的サウンドに!
(「CAN」のファンだったピート・シェリーはパンクへのこだわりはあまりなかったのではないかとも推測。)

中でも彼流のテクノポップを象徴する一曲はヒットした“Telephone Operator”で、これだけ聴ければいいかという人にはアルバムで聴く必要はないでしょうけど、甘さの中の捻れた感覚とパンク時代から引き継ぐタイトでソリットな楽器使いと血の通った曲が、無機質な機械とどう絡むのかが面白さとなっているアルバムだと思いますよ。ちなみにオリジナル盤だかUK盤はアルバム最後の発信音をパソコンに取り込むと映像が見られるそうです。

そういえば、「Buzzcocks」を脱退して後に「Magazine」を結成するハワード・ディボートとは音楽的感性は似ているとも思われますね。

“Telephone Operator”は「あっは、ハハハ」の曲です(謎)
「アメトーク」(TV番組)や、確か昔何かのCMでも使われていたはず。



iTunesで試聴

♪Telephone Operator



Pete Shelley / Homosapien

  • 2013/01/06 21:22
  • Category: P
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マンチェスターの初期パンクバンド、The Buzzcocks(バズコックス)のリーダーでヴォーカルのPete Shelley(ピート・シェリー)の実質1stソロアルバム(1981年)。ギターの余韻を残しながらエレポップに移行しちゃいました。

ピート・シェリーはバズコックス在籍中にもアルバムを出していたようなのですが未聴です。どうやらインストらしく、ちょっと怪しい予感もしますのでいつか聴いてみたいです。

バズコックスはリアルタイムからかなり遅れて聴きましたけれどとっても好きなパンクバンドでした。皮ジャンを着て髪の毛をおっ立てるようなルックスのパンクスからほど遠く、普通のシャツにパンツを履いた普通のお兄さん的なルックスだったことでさらに萌え、曲はメロディーの良さとキャッチーさと60's的な感じもあり(私だけが感じていたことかもしれません。)、ピート・シェリーの特徴的なか弱い声質、つまりパンクバンドなのにナイーブなピートさんのそのような個性を無意識に好きだったのだと思います。ピートさんがホモだと知ったのはずっと後のことになりますがね……


ということで改めて聴くとこのアルバム、名盤認定してもいいのではないかと思いました
アナログシンセのピコピコとエレキギターと中和してますし、一気に聴けるノリがあります。
テクノを意識した七三分けヘアスタイルへの転向もまた意欲を感じます。
♪Homosapienは名曲だし
♪Generate A Feeling は捻くれたオリエンタルな香りのするポップスです。


iTunesで試聴する

♪Homosapien


♪Generate A Feeling




やっぱりバズコックス時代の曲も捨て難いので載せておきます!
(自分の楽しみのためです♥)

♬Ever Fallen In Love (1978 Top Of The Pops UK TV Appearance)


♬Everybody's Happy Nowadays


♬I don't mind 1977




Rachel Zeffira / The Deserters

  • 2013/01/05 14:00
  • Category: R
rachelzeffra.gif

『Cat's Eyes(The Horrosのフロントマン"Faris Badwan"とのユニット)』の、カナダ出身の女性ヴォーカリストでコンポーザーのRachel Zeffira(レイチェル・ゼフィラ)のソロアルバム。ロンドンのサイケロックバンド『TOY 』と『S.C.U.M.』のMelissa Rigbyが参加。


これ、ようやくアマゾンから届いたのが昨年の暮れでようやく聴けまして、新年早々言うのもおかしな話ですけれど、上半期の癒しアルバムベスト3には入るかもしれないくらいツボで涙。こんなに幽玄で美しく、エフェクトで誤摩化すわけでもない(かかってますけど)ピアノと歌にはクラシックの素養がちゃんとあって、それがサイケデリックでスローテンポのサイケでオーケストラルなフォーク調のメロディーと撹拌されていてどんなに美しい事か!ロマンティックで夜空へ連れて行ってくれそうです。真新しいアレンジをしているわけではないのもまたいいんですよ。

それから、My Bloody Valentine の♪To Here Knows Whenをカヴァーしています。
ノイズのないシューゲーザーに仕上がっていますがこのアルバム全体がそういう感じですね。

しかし美女ですな。。

iTunesで試聴する

rachelzeffra2.gif


♪Here On In


♪The Deserters


♪To Here Knows When
covers My Bloody Valentine




へび神社

  • 2013/01/01 00:15
  • Category:
明けましておめでとうございます




デジカメにずっと残ってる写真シリーズ!(やっと第二弾くらいですが^^;)
11月の始め頃、ちょこっと寄ってみた品川区内の神社が面白かったです。



上神明天祖神社という神社です。
小学校の裏手の普通の住宅街に突然ありました。
jinjya1.gif

紙粘土で作ったみたいな龍が!
姿形が複雑です。一匹の上にもう一匹が被さってるのかな??
真壁さんという方が作ったそうです。
jinjya2.gif

ヘビヘビヘビじゃ〜〜!
右側にもなんか見えてる。。
junjya3.gif

上でトグロを巻いて、左側からも覗いてるんですよ。おおこわっ、、
やはり真壁さん作です。
jinjya4.gif


なんだか不思議な神社でしたので調べてみましたら
詳しく写真を紹介しているサイトさまを見つけました。
是非こちら様をご覧下さいませ。

http://www41.tok2.com/home/kanihei5/kamisinmei.html


それから、『来年は巳年ということで、白蛇伝説「上神明天祖神社」のお守りが人気に-初詣に向けて追加発注』

http://shinagawa.keizai.biz/headline/1717/

という記事をみつけました。
実はこのヘビ神社は建立690年目の立派な神社だったみたいです。


さて
私は4日まで休みなしで仕事ですけれども(TwT。)

今年も宜しくお願い致します。

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