A DATE WITH JOHN WATERS

  • 2007/03/31 13:50
  • Category: Various
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カルト映画監督ジョン・ウォーターズがデートの時に聴きたい音楽として選曲したコンピレーション。本当はバレンタイン企画として出されたらしい。

怪しいジャケに引かないで~!
ジョン・ウォーターズって、あれです。
「世界一下品なのは誰か」を競い合うストーリーで一躍有名になったディヴァイン出演の『ピンク・フラミンゴ』とか、キャスリン・ターナーが殺人お母さんに扮した「シリアル・ママ」とか、悪趣味且つポップな映画監督として有名な方です。
この人↓(ジャケ写真は若い頃の写真を使ってますが、ヒゲは今も昔も変わらない。)
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(ちなみに『シリアル・ママ』が大好きだったけど、人が殺されてくのにあんなにゲラゲラ笑えて良かったんでしょうか。)
そんな素敵な映画を作る彼はどんな選曲をデートでしてくれるの?
ってアルバムですが、

1. Tonight You Belong To Me - Patience and Prudence
2. Jet Boy Jet Girl” - Elton Motello
3. Ain’t Got No Home - Clarence "Frogman" Henry
4. I’d Love To Take Orders From You - Mildred Bailey & Her Swing Band
5. In Spite Of Ourselves - John Prine with Iris DeMent
6. All I Can Do Is Cry - Ike & Tina Turner
7. Big Girls Don’t Cry - Edith Massey
8. Imitation of Life - Earl Grant
9. Sometimes I Wish I Had A Gun - Mink Stole
10. Johnny Are You Queer - Josie Cotton
11. The Right Time - Ray Charles
12. Hit The Road To Dreamland - Dean Martin
13. If I Knew You Were Comin' I’d’ve Baked A Cake - Eileen Barton with the New Yorkers
14. Bewildered - Shirley & Lee

思ったよりもまともな曲で、
50年代から60年代の楽しげなポップスやリズム&ブルース、ジャズでした。
それから甘~いバラードも!

M-1 Patience and Prudence(女の子デュオ)の“Tonight You Belong To Me”は
他のアーティストがカヴァーしていたのを聴いてはいましたが、
初めてオリジナルをフルで聴けました。少し感激!
M-2 Elton Motelloの “Jet Boy Jet Girl”も、初期パンクバンドなどがこぞってカヴァーしていたと思うのですけど、カッコよくもキッチュなロックンロール曲。

など、監督とデートしたい人は聴いてみてね!
ところで『A Date With パイクマン』というアルバムもいつか作りたい!!

【2007/NEW LINE RECORDS】

John Waters

Tonight You Belong To Me(Patience&Prudence)
レーベルサイトのココで少し試聴できます。

:::購入先::: AMAZON
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MICHAEL CASHMORE 「THE SNOW ABIDES」

  • 2007/03/29 19:05
  • Category: M
michaelcashmore.gif

アヴァンギャルドなフォーク集団「CURRENT 93」などのギターリスト、Michael Cashmoreのソロ2作目(ミニアルバム)。ゲストヴォーカリストとしてAntony(Antony and the Johnsons) が全面参加。

一作目はギターによるドローン作品だったらしいですが、残念ながら試聴しただけで未購入。この二作目は、神がかったAntonyのヴォーカルが聴けるということで購入。

「CURRENT 93」(イギリス)の名は私みたいな古い人間には懐かしく響きます。
当初はノイズ/インダストリアル集団だと思っていましたが、今でもカルトなフォーク集団(?)として作品を出し続けているんですよねぇ~。

Michael Cashmoreの弾くピアノが中心で、時々弦楽器(チェロ、ヴァイオリン、ヴィオラ)とオーボエやフルートがアレンジされたクラシカルで眠くなりそうなゆっくりテンポの楽曲に、Antonyのヴォーカルが異彩を放っています。
5曲中3曲を歌い、2曲はインスト。夢と現実の境目がわからなくなりそうな、まどろみの時間を過ごせます。

ところで、Antonyと三輪明宏がシンクロする私は、二人のデュエットをいつか聴いてみたいなぁ。。

【2006/DURTRO JNANA】

Michael Cashmore
myspace.com

The Snow Abides

:::購入先:::warszawa
AMAZONは取り扱いなしのようです。

DR.FIORELLA TERENZI「MUSIC FROM THE GALAXIES」

  • 2007/03/27 20:30
  • Category: D
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天体物理学者でミュージシャンのフィオレラ・テレンジ博士が、宇宙から放たれる電波を音に変換した技術を開発し、その技術で作った本気の宇宙CD。

宇宙の音はどんな音なんだろうと日頃思い巡らすことも多いと思いますが、そんなみなさんにオススメのCDはこれ!
なんとなくスペーシーなシンセ音を使い、宇宙っぽく聴こえる胡散臭いアルバムは世の中にいっぱいあったりします。
しかし、このアルバムこそが宇宙に最も近い音!と私は信じています。
(本当か)

musicfromthegalaxie2.gifライナーにはどういう周波数をどういう音に変換したのかが英語でびっしりと書かれていますが、もちろんわかりません。
要はコンピューターとシンセを繋いでそこから放たれている音なので、それっぽい音です。私たちが想像するところの宇宙の様な音と大して違いはないですが、媚びを売ってない脚色なしの宇宙音にはちょっぴり感動してしまいながら、頭痛を引き起こしそうですね。

ただ、最後の曲だけはミュージシャン魂が黙っていられなかったのか、宇宙音に創作メロディを乗せてしまったようです(汗)

宇宙人がやってきたらどうしようとドキドキしながら聴いてみよう!!

【1991/ISLAND】

Sidereal Breath
Collision

:::購入先:::某中古店
AMAZONはコチラ(少し試聴できます。)

MARISSA NADLER「SONGS 3: BIRD ON THE WATER」

  • 2007/03/25 15:40
  • Category: M
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アメリカの女性シンガー・ソングライター、マリッサ・ナードラーの3枚目。

■以前書いた2ndアルバム
「THE SAGA OF MAYFLOWER MAY」

彼女は12弦ギターを持って歌うフォークシンガーだと思ってましたが、今作は普通のアコースティックギターを持っているようですね。

哀しくも美しいメロディーを微かな震えをともなったソプラノで流れるように幽玄に歌う彼女。子守唄のように優しく歌われて、こちらも聞き惚れてしまいます。が、2曲目くらいで実はとんでもない毒を飲まされていたことに気が付いてしまいます。
「私の傷をあなたも共有なさい!」
…いつの間にか、なんともいえない鈍い心の痛みが襲いかかってきます。

アコースティック・ギター、チェロ、マンドリン、ハープ、パーカッション、シンセなど彼女の他に5人のメンバーを従えて、曲ごとに少しずつ違った音色を重ねながら、音響処理もなされ、シンプルな楽曲ながら最後まで途切れることなく彼女の世界へと引きずり込まれました。

そうそう、シンプルなジャケットのように見えますが
ちょっとした可愛いサプライズがありますよ!

【2006/PEACEFROG】

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Marissa Nadler
myspace.com

Diamond Heart

:::購入先:::HMV
AMAZONはコチラ(高い。)

秘密拳法「超高速塗技」

  • 2007/03/24 00:35
  • Category: あほ
いや、参りました、ほんと。。
私は部屋の模様替えが大好きで半年に一度は何かしら家具の配置を変えたり
して気分転換を楽しんでるんですけども、
ある重大事件(いつか書きます。)が起きてしまって、趣味とは別に部屋のそこかしこを変えなければならなくなったんです。

それでここ1週間ほどは家に帰ってからは家具の配置換えや、それに伴うキッチン目隠しのための壁(板)を作ったりの作業に追われ、今はペンキ塗りをするはめになっているんです。

ここのところじっくり音楽の記事も書けなくて
みなさんのブログもあんまりじっくりと読む時間がなくて…
おまけに大好きなシンクロだのフィギュアスケートの競技が
一気にドバっと行われているのでそっちにも気を取られているんです。
(今日はサッカー代表戦もある~!)

で、ペンキ塗りです。
本来はペンキ塗りは大好きなんですが
疲れた身体にむち打っての深夜のペンキ塗りは辛いので、
修練の末に身に付けた奥義、『なんでも超高速拳』のうちのひとつ
超高速塗技を使うのです。

スタタタターッ

penki1.gif

ご覧の通り、手の動きすら見えなくなるという極意技です。
私は全く力を入れておりません。


完成!!

penki2.gif



日曜には一連の作業終了の兆しですので
次からは音楽を書きますね~♪

真子ちゃんがいっぱい!

世界水泳のデデュー、おめでとう
他の選手とは次元が全く違いましたね。

さてさて、

音楽関係の仕事してる人に
ただでCDあげるって言われたので
欲しいって言ったら、

石野真子をこんなにくれた~!

あなたも、オオカミに変わりますか~♪
私のドン(首領)と呼ばせてください~♪

mako.gif


同じCDが2枚づつって…

しかもほとんど新譜じゃないですか。

25年くらい前なら嬉しかったかもしれないんだけど
今の真子ちゃんには興味ないなぁ。。

売りにいくつもりだけど見本盤って買ってくれないよね?
困った。。

THE POSTMARKS「THE POSTMARKS」

  • 2007/03/20 22:10
  • Category: P
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アメリカはマイアミ出身の、ポストマークスのデビュー盤。
女性ヴォーカルと男性二人による3人組。

ヴォーカルのTim Yehezkelyさん(ジャケット写真)のあどけないウィスパーな歌い方がツボ!

フレンチ・ポップスを彷彿するメロディセンスや、昔のソフトロックやポップスを彷彿しそうな懐かしいアレンジが、ギター、ヴァイオリンを始めとする弦楽器、ホーン、フルート、オルガンなどの音色で繰り出されます。

一番の持ち味はセンチメンタルなメロディとアンニュイでキュートなヴォーカルかなぁ。インディ・ポップの域を超えてはいないと思うんだけど、この手のありがちなバンドにしては良過ぎです。

ミックスはアンディ・チェイス(ex.Ivy)で、彼といえば「タヒチ80」のプロデューサーとして有名ですね。

女性Voが好きな人、フレンチ・ポップス、ネオアコ、など好きな人におすすめ!
あたたかな陽気と寂しい「さよなら」が同時にやってくる春にはなかなかピッタリでは?!


~YouTube おまけ映像~

アルバム収録曲 “Goodbye”のPV。かわいいねぇ


【2006/UNFILTERED】

The Postmarks
“Goodbye”のリミックスも聴けます。
myspace.com

Summers Never Seem to Last

:::購入先::: AMAZON

ヨージクさんの「うたの昼会vol.2」

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時々遊びにいらしてくれるマリログヨージクさんはシンガー・ソングライターの方です。
私はお会いした事はないのですが、ほんわかとした音と、とっても澄んだ声からは、爽やかな風と日溜まりの香りがしてきます。

ブログサイトで気軽に聴けるようになっているので
是非遊びに行ってみてください!


そのヨージクさんが
今度、アンプラグドな歌会を開催するそうです。


バックミュージシャンも参加のアットホームなライブになりそうですよ♪

「うたの昼会vol.2」
4月29日(日)15時スタートくらいを予定
高円寺書林
(JR高円寺駅徒歩5分/小さなブックカフェです)
入場1000円見当(ワンドリンク別)

場所が東京なので遠くの方には残念ですが、ヨージクさんの歌を聴いてみたい方はブログにアクセスしてみてくださいネ!!

JAPAN「TIN DRUM」

  • 2007/03/16 22:45
  • Category: J
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イギリスのニューウェーブバンド、ジャパンの5枚目にしてラストアルバム。

不条理音盤委員会片桐真央さんが、ジャケ違いの同アルバムを
こちらで詳しく書いていらっしゃるので、そちらも併せてお読みくださいまし♪

久々のデビシル!そしてミック・カーンのふにゃらけベースも好き!
なんだかんだいってもJAPANの中で一番聴いたアルバムはこの「TIN DRUM」。
邦題は直訳したまんまの「ブリキの太鼓」。
(当時、デビちゃんはドイツ作家のギュンター・グラスの「ブリキの太鼓」(後に映画化)に影響されていたのですかね?)

アルバム制作時のメンバーは
デビシル(exデビッド・シルヴィアン):Vo, Keybord Programming, Tapes, G,
スティーヴ・ジャンセン:Dr, Per, Electronic & Keyboard Percussion
リチャード・バルビエリ:Keyboads, Keyboad Programming, Tapes
ミック・カーン:Fretless Bass, African Flute, Dida

ギターリストのロブ・ディーンを脱退させエレクトロニクスを駆使し、様々なシンセの音を使ってる割にはシンプルでくっきりとしたところや、中国特有の旋律、多様なリズム、その中から浮かび上がってくるデビシルの内向的で翳りのあるヴォーカが特徴的です。

M-5の“Ghosts”がチャート5位で、ジャパンの中では一番成績が良かった曲というのも不思議です。(こういう曲がねぇ…。)
そもそもジャパンは日本だけで人気があったバンドだったし、アイドルバンドだったことも考えると、たった5枚のアルバムを作った過程のほぼ5年間のうちに、ヨーロッパの美意識とニューウェーブをうまくつなげたジャパンならではのサウンドを完成させたというのも、随分ハイスピードだったのですねぇ。

【1981/VIRGIN】(オリジナル)

:::購入先::: さすがに忘れました。
AMAZONはコチラ


~YouTubeおまけ映像~

 アルバム収録曲“Ghosts”のスタジオライブのようです。
デビシルが大好きな坂本龍一がシンセで参加しているので、にやけ顔のデビシル。
ミック・カーン(bass)は出番がない為に、後ろに座ってしょぼくれてます。
余談だけど、デビシルって、私の爺ちゃん並みに目が小さい!


ミック・カーンのフレットレスベースが大活躍のアルバム収録曲“Canton”
これは解散ツアーコンサートの模様ですね。
交流のあった土屋昌巳(ex.一風堂)も参加しています。
映像が悪く、もやがかかったようにしか見えないのが残念です。


MARIA TAYLOR「LYNN TEETER FLOWER」

  • 2007/03/15 20:38
  • Category: M
mariatailor.gif

女性デュオ、Azure Rayの片割れ、マリア・テイラーの2ndアルバム。

■以前書いたアルバム
MARIA TAYLOR「11:11」

儚いサウンドをバックに歌うAzure Rayとは違って、素っぴんのマリアさんを見ているようなソロアルバム二作目は、ファーストよりも更に力が抜けたみたい。

今回は実の兄弟姉妹と作ったそうで(参加しただけかもしれません。その辺は英語力が…ブツブツ。)、普通のバンド形態(ドラム、ギター、ベース、ピアノor オルガンなど)によるアメリカン・フォークっぽい曲や、翳りを感じるバラード。それから可愛らしいエレポップも2曲ほど入ってました。
歌声は気怠さも感じさせながらもAzure Rayとは違う力強さも。

前作は冒頭の曲が際立って好きだったので、なんとなく他の曲をあまり聴いた気にはなれなかった私も、今作は、M-1“A Good Start”を筆頭にまぁまぁ好きな曲がまんべんなく入っていて、ゆったりと聴けました。

【2007/SADDLE CREEK】

Saddle-Creek.com

myspace.com

A Good Start
Irish Good Bye

:::購入先::: AMAZON

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