El Perro Del Mar / ST

  • 2006/04/30 02:25
  • Category: E
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2003年より活動しているスウェーデン出身のサラ嬢のユニット、EL PERRO DEL MAR(読めません)のフルアルバム。既にHYBRIS(レーベル)からデビューアルバムを出していますが、ジャケットを一新し、ほぼ同じ内容で、これがU.Kデビュー盤となりました。

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アコースティック・ギター中心の、60年代ガールズ・ポップを彷彿させるドリーミーな曲は、一度聴くと覚えられそうなシンプルさです。甘くて切ないしっとり気味の曲もくすぐられますねぇ。ロリータっぽいキュートな声で今にも泣き出しそうなクセのある声も、60'Sガールっぽい彼女の雰囲気もとても素敵。

マイ・フェイヴァリットで、サラ嬢と同郷のJENS LEKMANとのスプリット・シングル曲“I Can't Talk About It”も収録されてます♪

ガールズ・ポップ、イザベル・キャンベルなどが好きな人ならきっと気に入るはず!


♩Party




【2006/MEMPHIS INDUSTRIES】




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DVD*「PINK FLOYD & SYD BARRETT STORY」

  • 2006/04/28 20:02
  • Category: P
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BBCで放映されたドキュメンタリー作品『ピンク・フロイド&シド・バレット ストーリー』をレンタルショップで借りて、ようやく観ました。

私の音楽歴で重要な位置を占めるひとりであるシド・バレット
初期ピンク・フロイドのリーダー(Vo&G)で、在籍したアルバムは1stアルバムの『夜明けの口笛吹き』だけ。そして、麻薬に侵され堕ちていった伝説のアーティストとなってしまいました。


バンドメンバーだったロジャー・ウォーターズデヴィッド・ギルモア、シドに関係のあった芸術家、当時のガールフレンドなどのインタビューと当時のライブ映像を交え、その音楽性や曲の解説、ピンク・フロイドの活動状況、シドが麻薬により精神分裂を引き起こした様子などを順に辿っていきます。


ピックの代わりに、ライターをスライドさせてギターを弾いているシドの映像で、金切り声のように聴こえるギターの音色の謎が解け、
幼少の頃からハンサムボーイで天真爛漫で人気者だったというエピソードを聞いては、シドの今の現状を思うと救われたような思いになり、
前衛的でサイケデリックなのに、時々子供の為に作られた曲なのではないかと思える、童謡のような歌詞や、可愛らしいおもちゃのようなアレンジセンスは、子供のような部分を持ち合わせたシドの性格と絵を描くように(実際彼は絵を描く)溢れ出てくる芸術性であって、決して薬物で侵されたためだけのものではないのだろうという気がしていましたが、
今回これを観て、シドの天性の音楽性を確信致しました。

そして、シドを失ったバンドメンバーの思いは深く、悲しみと郷愁の念と、メンバーそれぞれがシドとの何かを引きずっているようにインタビューに答えるのですが、メンバーやシドを取り巻いていた人々全員に、シド・バレットという存在と共に活動をした『誇り』のようなものを感じ取りました。

BBC放映時未公開のロジャー・ウォーターズのロングインタビュー。デビット・ギルモアが歌う『あなたがここにいてほしい』。元「ブラ-」のギタリスト、グレアム・コクソンやロビン・ヒッチコックが歌う『ドミノ』他、特典映像付きです。

*レンタルでなく、ちゃんと購入してから観れば良かったと後悔しているわけで、そのうち購入するかもしれません。で、AMAZONでチェックしたら、DVDケースの写真が上のケース写真と違っているようですね。

オスかもしれない



オスかメスか?

「オスじゃないかな…」

果物や野菜を安く買うと、こんなにいびつな形に出会えます。

一期(イチゴ)一会
‥‥‥‥なんちって

Berntholer / Merry Lines in the Sky

  • 2006/04/26 00:48
  • Category: B
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1981~1983年まで活動していたベルギーのインディバンド、ベントーラ。
3枚の7インチ・シングルと1枚の12インチ・シングルとデモ音源を含む全15曲に、ビデオクリップ3本が収録された編集盤。

ジャジーでフレンチな香りもするポップスに、時折暗さも感じるような音です。結果、ネオアコ寄りのファンがついているようですが、モンドミュージック本の中で紹介されてもいるらしいし、ジャンルは聴いた人が感じたまんまでどうぞ!(このバンドに限らずの話ですが…)

美しい音色でフレーズをひたすらループするチェロが印象的だったり、60年代を意識したようなサイケデリックなオルガン、グルーヴするベースや、リズムボックスのチープさ、上手とは云い難いのにクセになる女性ヴォーカルのDrita嬢。当時のポスト・パンク勢の影響も感じ取れるところもあり、それらがうまく調和してこのバンドの雰囲気作りに成功しているように思えます。

しっとりとした曲から、リズムボックスがポコポコしたリズムを刻むチープな曲まで、結構バラエティ豊かで楽しめ、可愛らしいところと妙チクリンなところが同居していていいです!

しかし、M-1の“My Suitor”は美しく、このアルバムでは際立っている曲です。特にファンじゃないのですが、カヒミ・カリィさんがその“My Suitor”をカヴァーし、アルバムタイトルにもしているそうです、ね?

♩My Suitor


【2004/LTM】


DANIEL JOHNSTON & JACK MEDICINE「THE ELECTRIC GHOSTS」

  • 2006/04/24 00:07
  • Category: D
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長~く活動しているうちにUS.インディの代表格になっていたダニエル・ジョンストンのコラボレーションアルバム。全9曲入りですが、9曲目はダニエル・ジョンストンのいびきが9分続いています。

いつものダニエル・ジョンストンのヘロヘロの歌がいつになく上手だったと思ったら、相方さんのJACK MEDICINEもを歌っていました。JACK MEDICINEに関しては、1999年のツアー・マネージャーだった人らしく、それ以上の詳細は全くわかりませんが、ダニエル・ジョンストンより歌も演奏も上手です。ツアーの最中からバスの中で二人で曲を作り、形にするまでに5年かかって作った二人の仲良しアルバムってことですね。

いつものポップス~ロックなのですが、「THE ELECTRIC GHOSTS」っていうタイトルの割にはそんなにエレクトリックでもなく、アコースティック感が強く、最後の2曲だけ浮遊感のあるエレクトリック作品で「おおっ!」という感じ。

その2曲のうちの1曲である、M-8のデヴィッド・ボウイのカヴァー曲“Scary Monsters”は激珍カヴァー。(又は撃沈カヴァー)
サビが出てくるまで“Scary Monsters”だとはわからない壊れかかった超難曲でぶっ飛びます。
う~ん…このトラックは殿堂入り(何の?)で決まり!!
この一曲を聴けただけで良かった。涙ものです。

【2006/SMOKEMUSE 】


Daniel Johnston

Scary Monsters
デヴィッド・ボウイ(オリジナル)のScary Monsters

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MEGAN REILLY「LET YOUR GHOST GO」

  • 2006/04/23 02:16
  • Category: A
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アメリカはメンフィス出身の女性シンガー・ソングライター、ミーガン・レイリー(読み方、合ってるかな?)の2ndアルバム。

フォークを核とした、大変聴きやすい曲で構成される10曲。
爽やか且つ伸びやかな声の持ち主で、音数の少ないサウンドに少しだけサイケデリックなニュアンスが含まれているところが特徴なのですが、スローテンポの3拍子(ワルツ)の曲が多くて飽きるかもしれないと思ったところに、R&Bの曲調でアクセントが付くという感じです。

この3拍子のダルい曲の感じ、何かに似ていると思ったら「MAZZY STAR」にもこういう曲調が多かったなぁ。「MAZZY STAR」なんかと比べたら、とっても素直な音と歌ですけど。

普通のバンド編成の音の他にメロトロンやピアノなどの麗しい音色が和めます。
ルックスも爽やか~!

【2006/CARROT TOP】
megan2.gif

MEGAN REILLY

Night Time
Tropic Of Cancer

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KUKL「HOLIDAYS IN EUROPE」

  • 2006/04/20 12:45
  • Category: K
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11歳でアルバムデビューしたBjork(ビョーク)が在籍していたバンド、クークルの2作目。
この後解散し「SUGARCUBES」を結成します。

内容的には『ハードコア・ジャズ・パンクバンド』だったと、ビョーク自ら言っていたようで、金属的なギター、フリーキーなドラム、後にシューガーキューブスを一緒に結成することになるアイナーのトランペットや、時々入ってくるピアノはジャズのインプロにも通じているし、kukl2.gifアヴァンギャルドで攻撃的で混沌とした音に、ビョークの縦横無尽にヴォーカルが乗っかるのだから、凄まじくてダークなサウンドです。

ビョークのこぶしがはいったような独特の歌唱法もこの時には既に確立していますね。そして「シュガーキューブス」と同様に、アイナーのサブ・ヴォーカルとビョークのヴォーカルが絡んでいるのですが、私はこのアイナーのヴォーカルが苦手です。
(だからシュガーキューブスが解散してビョークがソロになった時、とても嬉しかったなぁ。)

ディープなサウンドではあるけれど、クークルに妙な明るさを感じ取れるのは、アイナーの粘着性のあるヴォーカルが奇妙に聴こえるお陰かもしれません。
酷い事言ってごめんなさい、アイナーさん。

それより、「CRASS RECORDS」からリリースされているのが個人的に驚きでしたけど。。

【1985(2002)/CRASS RECORDS】


Kukl

Aegean

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女優気分

  • 2006/04/18 23:05
  • Category: もの
catyusya2.gif


なんでしょう、コレ↑

スカーフがくっ付いてるカチューシャです♪
今年、カチューシャが流行ってるんで何年か振りにカチューシャを買ってみました。
レトロ柄のスカーフが素敵で、70年代の女優気分でーす(?)


あと、この色も買いました。

catyusya1.gif


ネット通販というと、CDしか買った事無かったんですけど、
お洒落さんグッズのお買い物は楽しいもんなんですねー。


ところが…お洒落に代償はつきものです!

(この前、半袖ミニスカートで歩いていた女の子は寒そうだったしなぁ。
季節先取りはつらいですよね。。)

と、そういうことではなく、このカチューシャのスカーフの素材がツルツルした素材なので、ズリ落ちてくるんですよね。
お陰で頭を動かさない様にしなければならないし、ヘッドバンキングもできないんですよー(ウソ)
あと、使った事がある人はわかると思うのですが、耳の裏がとても痛くなりまーす!
でも、ガマンガマン。

私は前髪が無い(前髪が長い)ので、おでこ全開で潔く使いますが
若い女の子が使うより、大人の方が妙に似合うんじゃない!?
お婆ちゃんなんて、もっと似合うかもしれません。
80歳まで使わせて頂きます


あと、髪にリボンを結ぶヘアスタイルが気になって、リボンを集めることにしました。
ゴムで結んだ上にリボン結びをするだけなんですけどね。
50cmのベロアのリボンを買ったら、ちょっと短かくて失敗しました。
70cmは必要だった  
どうにかあと20cm伸びないものでしょうか。。
引っ張って伸ばすしかないんだろうな。。
頑張ろうっと

THE WATSON TWINS「SOUTHERN MANNERS」

  • 2006/04/17 21:21
  • Category: W


以前、「Rilo Kiley」のJenny Lewisのソロで、Jenny Lewis and The Watson Twins名義のアルバムを書きましたが、そのアルバムに参加していた双子のゴスペシンガーの美人姉妹デュオ、ワトソン・ツインズのソロアルバムをみっけ!

watsontwins2.gifこの2人の経歴などもよくわからないので、アルバムを聴いた印象だけになりますが、ゴスペル、ブルース、フォークなどをポップにした感じですね。ドラム、パーカッション、ベース、アコースティックギター、エレキギター、オルガン、ピアノなどの演奏をバックに、お姉様がさらりと歌ってます。本人達の作詞作曲で、ギターなどの演奏もしています。

せっかく2人いるんだし、もっとコーラスワークに重点を置いたり、ゴスペルシンガーなら、それこそもうちょっとパンチのある歌を聴かせてもいいのに…なんて思ったりもしますが、全体的にしっとりとしていて大人っぽい作風なんですね、この人達。
写真の雰囲気からもこの二人、アンニュイな感じですしねぇ。。

ちなみに、今度はジェニー・ルイスちゃんがバッキング・コーラスで参加していますよ!

【2006/レーベルは??】


The Watson Twins

Freisnd And Foe

:::購入先:::タワーレコード
AMAZONでは取り扱い無し。

CALEXICO「GARDEN RUIN」

  • 2006/04/16 17:22
  • Category: C
calexico5.gif


砂漠のロードムービーを彷彿とさせるかのようなサウンドを展開してきた、ジョーイ・バーンズジョン・コンヴァーティノのユニット、キャレキシコの5枚目。


カリフォルニアとメキシコの国境の町「トゥーソン」から発せられる、ロックとメキシコの楽団「マリアッチ」が融合されたサウンドは、今までインストゥルメンタルと歌が溶け合ったスタイルでしたが、今回は全曲歌入り。つまりインストゥルメンタル無しのアルバム。

「長持ちする曲を書きたかった」というジョーイ・バーンズの言葉はどう解釈していいのかわからないけど、バックのサウンドアプローチもありきたりのものに聴こえてしまっているし、ポップへと傾きかかっているのがはっきりと見える楽曲は、今までの緊張感と緩さが相まみえた良さいうのは感じられず、その辺に転がっているフォーク、ロック曲のように聴こえてしまってちょっと残念。。

それでもバンジョーやマンドリンやホーンを使ったメキシカン情緒が漂った曲や、荒野に風が吹きすさぶような雰囲気の曲にはハッとしてしまいますが。

スペインの女性ヴォーカリスト「アンパロ・サンチェス」がゲスト参加しているカリビアン風サウンドのM-6“Roka”はお気に入り。

【2006/QUATERSTICK】


Calexico

Roka

:::購入先:::タワーレコード
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