THE EMBASSY「FUTILE CRIMES」

  • 2006/01/30 05:22
  • Category: E


スウェーデンの男性二人組、エンバシーのデビューアルバム。

詳細はわかりませんが、スウェーデン・グラミー賞にノミネートもされているようです。もしも、「ニュー・オーダー」とネオアコというジャンルが同化してしまったら、こんな音なのかもしれません。

打ち込みのデジタルなビートとシンセに、あの 80年代のネオアコバンドの感触がプラスされて、尚且つ甘い男性ヴォーカルにやられます。キラキラしてて切ない魅惑的な曲のために、確信犯にしか思えないシンセのアレンジや、いいとこ取りしちゃった計算高さなんて忘れてアッという間に聴き終えてしまうアルバム。

ヴォーカルが、時々トシちゃん(田原)に聴こえてしまいますが気にしません。

要するに、あれだ!
きっと、ニュー・オーダー好きとネオアコ好きが組んだユニットなのだ!…そういうことだと思います。

私は、10曲入りのアルバムがお気に入り盤になる確率がかなり高いのですが、それはアナログレコードには10曲収められているケースが多かった記憶ともうひとつ、
CDに4~5分の曲を10曲しか詰めないことで、アルバムに込めたアーティストの心意気や自信を感じるからなんですよね。一枚のアルバムに作品への思いを凝縮して、曲数は少なくしてくれないかな…

このアルバムも10曲入り!

【2002/SRVICE】


Srvice

Beggin  

:::購入先::: Warszawa 
AMAZONでは取り扱い無し。
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水森 亜土「MINNIE THE MUCHA」

  • 2006/01/28 13:16
  • Category: M


イラストレーターで歌手で女優の水森 亜土ちゃんのジャズヴォーカルアルバム。

亜土ちゃんはもうお婆ちゃんのお歳。でもみんな「亜土ちゃん」て呼ぶのは、そのキャラクターの愛くるしさのせいでしょう。
舌足らずなのに、早口は得意な不思議な亜土ちゃん…

小学生の時に初めて買った筆入れのキャラクターが亜土ちゃんで、気に入って、イラストの入ったポエム集も買ったのですが、恋愛ポエムだったので、なんとなく親に見せられなくて困っていた、小学一、二年生のませたガキでした。

昔、よくTV出演して、透明のアクリルボードに、なんと両手でイラストをササッと描いたり、ヘタウマなジャズやポピュラー・ソングを唄ってました。その中でも、マリリン・モンローが唄った
“I Wanna be Loved by You”の色気のある可愛らしい歌唱で好きでした。

ププッピ 、ドゥ~♪

1985年、1987年、それから2003年に録音した以下の曲の中では

1.上海リル
2.素敵な恋ほど
3.Sentimental Jorney
4.I Wanna Be Loved By You
5.I Wanna Be Loved By You
6.I Can Give You Anything But Love
7.Isurrender Dear
8.Smoke Rings
9.Comona My House
10.I Stepped On A Cat
11.Minny The Moocher
12.Where Or When
13.Pennies From Heaven
14.Shanghailil
15.Moain Low

しっとりと唄っている曲より
“Come on-a My House”タイトル曲の“Minny The Moocher”“Stepped On A Cat”(猫ふんじゃった)“Where Or When”の、亜土ちゃん流表現で元気に唄う曲の方が好き。

驚いた事に、昔も今も声が変わらず、むしろ2003年に録音したトラックの方がずっと亜土ちゃんらしい。

ずっと唄ってね、亜土ちゃん。未来劇場だけでなく、できればTVにも出演して皆にその姿を見せて!

【2003/MIDI CREATIVE】


I Wanna Be Loved By You

:::購入先:::AMAZON

BEAR-GARDEN「MERCY KILLING」

  • 2006/01/27 22:50
  • Category: B
タイというと…
象、寺院、トムヤムクン、ムエタイ、タイシルク、オカマ?!



タイのインディーズバンド、ベアガーデンの2ndアルバム。
タイといえども、しっかりと欧米のポップスがインポートされているんですね。。

エレポップからギターポップの中間点に位置する楽曲が、ちょっぴり無国籍で良い味を出してます。
とびきり明るい曲にシンプルメロディ、ピコピコキーボードに飛び跳ねたくなったら、ギターは捻りを加えて一回転!

女性ヴォーカリストのjuneちゃんの声とタイ語の発音がこれまた可愛らしく、ポップスに乗せるのだったら、日本語の発音よりタイ語の方が、耳障りが良くて合っている気がします。

昔のUSインディ・ポップが持っていた、ヘタでもいいじゃん的素朴感と似た、タイ・インディーズの幕開けの新鮮な空気に触れて、日本人の私は羨ましくもあります。

頑張れ、タイのバンド!!
(タイのバンドで知っているのは、このバンドだけですけどね、、、)


【2003/PANDA RECORDS】




Bear-Garden

Oneself

:::購入先:::
Apple Crumble Record

最重要課題<食器棚>

  • 2006/01/26 00:00
  • Category: もの



・・・・・・・・・・。


昨日書いた「うちのTV台」に引き続き、
うちの食器棚」です。

なんでガラスが割れたのかは
想像にお・ま・か・せ!

一年くらいこの状態で放置していましたが
そろそろ本気で補修を考えねば!

食器棚を新しく買い替える気は
もちろんありませ~ん。


「ガラスを買って、裏からガムテープで貼る」
これが最良の方法なんでしょうかね?





みすぼったらしいったらありゃしません


by パイクマン


うちのテレビ台

  • 2006/01/25 00:15
  • Category: もの
きっと、みなさんのTVは、
立派なTVボードやTVキャビネットの上に堂々と乗っているのでしょう。

うちのTV台はこんなんです。

椅子です!


20歳で一人暮らしを始めてからというもの、一度もTV台というものを買った事がありません。
なんだか、TVの為だけに家具を買うなんて、シャクなんですよね。

それに、これから薄型TVを買う予定だってあるし、ヘタしたら壁に取り付けられるじゃないですか?!

…多分TVは自分にとってそんなに重要なものではないのでは…という自分なりの見解です。
(でも無いと困りますよ


それで、うちの中にある家具類で代用出来る家具はないか?と、探すんです。…で、結局椅子になる。

この椅子は4代(台)目ですが、サイズが合っていないところが貧乏たらしいし…。
椅子がいつも「重い」って嘆いています

こんなのを乗っける為に生まれてきたんじゃないんだもんね、、、

  
 by パイクマン 

あっ、そうだ!もうひとつ、うちの恥ずかしい家具があったんだ!
それはどうしたらいいのか悩んでいるので、それも見てもらおうっと。。

FRANCOIZ BREUT 「VINGT A TRENTE MILLE JOURS

  • 2006/01/24 02:39
  • Category: F



「ヤン・ティルセン」や「ドミニク・ア」「キャレキシコ」などと親交があるフランス人の女性アーティスト、フランソワーズ・ブルーの2ndアルバム。

「キャット・パワー」や「シャノン・ライト」「P.J ハーヴェイ」辺りがフランス語で歌ったら、こんな感じになるのかもしれないと思うのです。実力派シンガーで、しっとりとしながらも静なる力強さを感じさせる歌は激しさや情熱も…

ほとんどの曲に「ヤン・ティルセン」と「ドミニク・ア」が関わり、アコースティックギターのしっとりした曲からバンドサウンドに、壮大なオーケストラゼーションがプラスされたり、全曲にミックスを施してあって、深くて広がりのある仕上がり。

暗い曲調が多いけれど、フランスのエスプリがそっと顔を覗かせる。 ここ数日ずっと聴いているお気に入り盤。

【2001 / BELLA UNION / LABELS】


ビデオも観られます。
Francoiz Breut

Si Tu Disais
Sans Souci

:::購入先:::忘れてしまいましたが、amazonはコチラ

MICHAEL GIRA & DAN MATZ 「WHAT WE DID」

  • 2006/01/21 11:20
  • Category: M


前回書いた記事のYoung God Records関連で思い出したのですが、
レーベルオーナーのマイケル・ギラ(ex.元SWANS : 80年代のオルタネイティブバンドで、ノイズ/インダストリアルバンドとカテゴリー分けされてました。)のコラボレーションアルバム、マイケル・ギラ / ダン・マッツをちょこっと書いておきます。

『ダン・マッツ』は「Windsor for the Derby」「Birdwatcher」(残念ながらどちらも未聴)のメンバーのようです。

『マイケル・ギラ』に関して「SWANS」解散後は追って聴いてはいませんし、特にファンというわけでもなかったので興味で聴いてみただけですが、なかなか良いアルバムでした。

基本はフォーク、ポストロック、エレクトロニカ、サイケデリック、カントリーがごちゃ混ぜなところに渋い歌が乗ります。その上、「SWANS」を彷彿とする轟音ギターや、電子ノイズが絡んできたりと少し実験的ですが、淡々と激渋歌は続きます。

80年代を通過して年輪を重ねた男の本領がここにある‥‥のか?

【2001/YOUNG GOD】


Young God Records

Forcing Mary

:::購入先:::AMAZON

MI AND L'AU

  • 2006/01/19 22:06
  • Category: M


白は人を最も輝かせる色で、雪は人を一番美しく
見せることを知っている…
もしも、雪の中で恋が始まったら、お気を付け遊ばせ!夏には終わる可能性も…?

Mi(ミ)という名前の女性と、L’au(ロウ)という名の男性が恋に落ち、
デュオとして活動しているのだそうです。
そしてこれが、その恋人達がフィンランドの山小屋(ジャケット写真)に籠って作ったアルバム。

「マイケル・ギラ」(ex.元「Swans」で、Young Godレーベルのオーナー)と、「アクロン/ファミリー」、「アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ」のメンバーなど、Young Godのアーティストがサポートしています。
(しかしクレジットを見ると、マイケル・ギラはハーモニカだけの参加のようです。)

アコースティック・ギターをメインに、トイ・ピアノ、ベース、パーカッション、アコーディオン、ヴァイオリン、チェロなどが、静寂さを保ちながら奏でられていくストレンジなゆったりめなフォークで、ロウの歌もウィスパー気味で儚げ。

ロディは寂しくて線が細いけれど、雪の中をゆっくり踏みしめて歩いているような力強さがあります。

モデルだったがなぜ音楽をする様になったのかは不明ですが、
ロウはフランスのミュージシャンらしいです。

バックのミュージシャンに支えられ、愛を育むように奏でられた
ネオ・フォークの良盤。
聴くのなら、やっぱり今の季節がピッタリかなぁ。

【2005/YOUNG GOD】


They Marry

:::購入先:::AMAZON

MARC AND THE MAMBAS「TORMENT AND TOREROS」

  • 2006/01/16 21:58
  • Category: M


前回書いた1stアルバムの続きで、マーク・アンド・ザ・マンバスの2ndアルバム。2枚組CD。

1stに参加していたマット・ジョンソン(ex.The The)の影は薄くなりましたが、バックメンバーは増えました。ジム・フィータス(80年代から活躍しているニューヨークのアンダー・グラウンドの雄)と3曲コラボレーションをしています。

このアルバムは良く行ったお店で掛かっていたのですが、「今掛かっているのは誰ですか?」と聴いてしまったほど、「ソフト・セル」とはかけ離れたサウンドに聴こえました。


元々、エキゾチックで熱い歌唱と中性的な妖しい魅力がマーク・アーモンドの持ち味ですが、ストリングスを多用したスパニッシュとクラシックが交錯したようなサウンドは、少しミュージカル仕立てのようなところもあって、マークのステージパフォーマンスとピッタリ合っている感じもします。

そして、プリミティブなリズムを刻むドラムやパーカッションも実に新鮮です。

コンセプトがはっきりしたトータルな魅力のアルバムで、1stより内容が濃いです。マークの歌も格段に濃いですし、テンションも高い。

名曲“Black Heart”や、12インチシングルでアルバム未収録だった
“Your Aura”
も日本盤ではボーナストラックで収録してあります。

マーク・アーモンドの魅力に触れたい方は是非!
「名盤です」と、言い切っちゃいます!


尚、GyaOでソフトセル再結成後のライブが観られるようです。
almondeyedさん、どうも有り難うございました♪)

【1983(2004)/MERCURY 】

恍惚~
Marc Almond

Black Heart
Beat out That Rhythm on a Drum
Your Aura

:::購入先:::disk union.
AMAZONはコチラ

MARC AND THE MAMBAS「UNTITLED」

  • 2006/01/15 22:44
  • Category: M


妖しい魅力を放っていたエレポップ・バンド、「ソフト・セル」で活動中だったマーク・アーモンドが、裏でやっていたプロジェクト、マーク・アンド・ザ・マンバスの1st。

「ソフト・セル」でそこそこヒットも飛ばしていた1982年に作っていたわけですが、この活動が後のソロへの原点になったようです。


バックを努める「ザ・マンバス」のメンバーは、
主にギターを弾いている「ザ・ザ」のマット・ジョンソン、ピアノ、キーボードのアニー・ホーガン、バッキング・ヴォーカルのシンディ・エクスタシー

この3人だけで、実に生々しいサウンドを展開していきますが、その極みがマーク・アーモンドのヴォーカルで、ピアノを背に唄う彼が「オレの歌ってピアノの音に合うんじゃない?!」ってこの時絶対気が付いた筈です。

そしてカヴァー曲も数曲。
「ウォーカー・ブラザーズ」のスコット・エンゲルによる“Big Louise”

フランス人シンガー、ジャック・ブレルの“If You Go Away”
ルー・リードの“Caroline Says”
(私の愛する)シド・バレットの“Terrapin”

そして、日本盤でのボーナストラックでは、スロッビング・グリッスルの“Discipline”のカヴァーも収録です。

サイケデリックでエレポップなマット・ジョンソンとのコラボ曲や、美しくも時々フリーキーなジャズの様相を見せるピアノのアニー・ホーガン。
マーク・アーモンドが自分の音を模索していたからこそできた剥き出しの迫力は、2ndアルバムへと引き継がれていきます。

次回は、1stより濃い2ndアルバムを書きます。

【1982(2004)/MERCURY】


Marc Almond

Caroline Says
Terrapin
Discipline

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