HAIRCUT 100「PELICAN WEST」

  • 2005/09/29 22:45
  • Category: H
この前、知り合いが「昔、ニック・ヘイワードが『笑っていいとも』の番組最後のライブ告知のコーナーに出演したことがあったのに、会場の人達がニック・ヘイワードを全く知らなくて、会場がシーンと静まり返っていたのがショックだった」と漏らしていました。

当時ニック・ヘイワードはアイドル的人気があったと思っていましたが、世間的にはそうでもなかった…ということ?それよりも、当時中学生くらいだった知り合いがなぜ平日の昼にやっている『笑っていいとも』を観ていたのかということの方が気になったけど突っ込まないでおきましたよ!

NHK「レッツゴーヤング(1974~1986)」に出演した際のニック・ヘイワード


シャツをしっかりパンツの中に入れて…


ヴォーカルのニック・ヘイワードを中心とした6人組、ヘアカット・ワン・ハンドレットのデビューアルバム『ペリカン・ウェスト』は
アイドルバンドにして一発屋といわれつつも傑作アルバムとしてブリティッシュ・ポップ史には刻まれている筈です。

ホーンセクションやパーカッションを全面に出し、ファンクやラテンのリズムを取り入れ、爽やかでやたら明るくてノリが良いです。音としては「ネオアコ+ファンカ・ラティーナ」といった感じでしょうか。テクニックもありました。
ヒットシングル曲は
M-1好き好きシャーツ(Favourite Shirts)
M-2ラヴ・プラス・ワン(Love Plus One)

秋っぽいアルバムジャケットなので選んでみましたが、どちらかというと夏の方が似合うアルバムなんじゃないの?ジャケットを良く見ると半袖を着たメンバーと分厚いフッシュマンズセーターを着たメンバーがいるではないですか?!いい加減なんだからぁ。。

残されたメンバーはその後アルバムを出すも泣かず飛ばず。一方、ニックはソロに転じてアルバム『風のミラクル』をヒットさせ、…その後はどうなったんでしょう。

【1982/ARISTA】


Favourite Shirts

::: 購入先 :::忘れてしまいしたが、AMAZONはこちら
スポンサーサイト



Christelle Delaney / Delaney

  • 2005/09/29 00:05
  • Category: D
delany.jpg

フランスの女性シンガー・ソングライター、「デラニー」ことクリステル・デラニーのデビュー盤。フランスだけでリリースされていた作品をPehrレーベルというところがリイシューしました。

数曲たどたどしく英語で唄っている以外はフランス語。フォーク・ギター、エレキギター、ベース、シンセを使って、ドラムは打ち込み。フレンチポップスからインディ・ギターポップ、スローコア風の曲調に、懐かしい60年代テイストのわかりやすいメロディを乗せて…

PJ・ハーヴェイ、タラ・ジェイン・オニール、ブリジット・フォンティーヌ、フランソワーズ・アルディ、ニコなどを彷彿しました。決して上手ではない歌も、アンニュイな雰囲気で秋の夜長にぴったりかも。

かわいかったり、ひんやりしたり、コロコロと表情が変わっていくように聞こえる理由は、唄い方に変化を持たせているわけではなくて、どうやらバラエティに富んだ曲の作りが要因らしい。アイディアがたくさん詰まったポケットを持ってるアーティストなのかな。

ちょっと疲れた心に、すんなり入り込んでくれたアルバムです。
それに、フランス語の響きはいつだって優しいし…。



【2005/PEHR】

kao.gif

ホームページで見つけた彼女の写真。ひとクセありそう。。

良子先生(仮名)の幸せへの道のりとパイクマンの苦悩~当日編~

  • 2005/09/27 10:30
  • Category: あほ


以前からここに書いていた例の結婚式、出席してきました。

マイクを離さない花嫁とT大卒エリートの新郎。

(T大だったのか…)

列席者はエリート集団とピアノ教室の生徒や親族のピアニスト関係者など。



花嫁のはしゃぎぶりは相当なもので、周りは困惑気味。

花嫁から

「彼の同僚には私が再婚ってことを言わないで!」という固い約束。

守ったけどバレバレだったみたいだよ、良子先生。

世の中、そう思い通りにはいかないんだよ。



そうそう、今回学んだことは

人前でピアノを弾く前はお酒なんか飲んじゃいけません!ってこと。

シャンパンでもう酔っぱらっていましたよ。



私ときたら数々のおっちょこちょい行動の果てにピアノ演奏も失敗して、披露宴が終わったあと熱が出たので2次会も出席せずに帰りました。

今日は家で寝込んでいます。

う、うなされる~。次のレッスン日がこわい~

CARMEL「SET ME FREE」

  • 2005/09/24 11:09
  • Category: C
うわっ。明日は「問題の結婚式」でピアノを弾いて来ます。

それに式ラストで弾くらしいので、その間に絶対酔っぱらってると思う
憂鬱です。やだやだっ。自由にしてくれ~!ってことで
『Set Me Free』というアルバム。



80年代にデビューしたUKのフェイクジャズ、フェイクソウルバンド。本格派女性ヴォーカリスト、カーメル・マッコートを従えた3人組、カーメルの4作目。

曲はスタンダード?と勘違いしそうなくらい完成度が高く、ブライアン.イーノが2トラックプロデュースをしているということで、やたら聴いていました。

荘厳なクラシック調の曲からボサノバチックな曲までをポップ調に仕上げていて、フランスで良く売れたというのがわかるくらいヨーロッパ的です。ヴォーカルのカーメルさんの歌のうまさに脱帽ですが、陰を帯びた声質をしているのでシャンソンが向いてそうです。

全部の曲をブライアン・イーノに任せればもっと面白かったのに…と思う人は多かったのでは。。
ちなみに試聴の曲はイーノが手掛けた2曲です。

【1989/LONDON RECORDS】


Carmel

God put You Hand on Me
Take it for Granted

:::購入先::: 遠い昔で忘れました。AMAZONにも在庫無し。

調味料バトン?!

姉妹サイト?のすとろんぐ魚さんから調味料バトンというのが回ってきました。

-【Q1】次のメニューにどんな調味料をかけますか?薬味は含みません。

●目玉焼き→ウスターソース
●納豆 → 付いてくるからし&タレ
●冷奴 → 醤油か、麺つゆを少し薄めるて掛けると美味しい
●餃子 → お酢と醤油とラー油を混ぜたもの(定番)
●カレーライス→ 何もかけない
●ナポリタン→ パルメザンチーズとタバスコ
●ピザ → タバスコか鷹の爪(輪切りの唐辛子)
●生キャベツ→ レモン。ドレッシングやマヨネーズ。贅沢にタルタルソース。
●トマト → オリーブ油+お酢+塩+バジル+胡椒などでお手製ドレッシング。
●サラダ → ほとんど市販されてるドレッシング。最近は胡麻ドレッシンが多いかな。
●カキフライ→ ウスターソース&からし&レモンの絞り汁
●メンチカツ→ とんかつソース
●コロッケ→ とんかつソース。ケチャップ+ウスターソース+白ワインを煮詰めたり。
●天ぷら → 天つゆ
●とんかつ →とんかつソース&からし
●ご飯(おかず無しの時)→ おかずが無い場合はご飯は食べない。

-【Q2】周囲に意外だと驚かれる、好きな組み合わせはありますか?

カップヌードルのシーフード味にタバスコを入れて食べる。
シーフード味限定。おいしいよ

-【Q3】それが一般的なのだとは知っているが、苦手な組み合わせはありますか?

ご飯の上に納豆をかけて食べるのは絶対できない
白いご飯に刺身だけというおかずは、絶対無理よ

-【Q4】バトンをまわしたい5名は誰ですか?

北海道、東北、関東地方出身以外の方の食べ方を知りたかったので、出身地方がはっきりわかっている方々にバトンを渡そうとも思いましたが、やっぱりやめておきました。エヘヘッ。
皆さんどうぞブログネタに困った日にでも、やってみて下さい。

THE BOYS NEXT DOOR「DOOR,DOOR」

  • 2005/09/21 21:49
  • Category: B


ニック・ケイヴの原点でもあるボーイズ・ネクスト・ドアの唯一のフルアルバム。
ニック・ケイブの22歳の歌。

オーストラリアではその実験性が受け入れられなかった為に「バースディ・パーティー」と改名し、オーストラリアからロンドンへ渡りバンドを再出発させました。
このアルバムは大好きで、昔良く聴きました。

ボーイズ・ネクスト・ドアは、言わばバースディ・パーティー前夜の音。
多少実験的ではあるのはその通りだとしても、ニック・ケイブとギターのローランド・S・ハワードの作る曲はメロディックで聴きやすいです。
全体にストレートなパンクの名残とオルタネイティヴさが混沌と共存し、暗い面もあります。但しアルバム前半はパンクそのまんまだったり、ニックのヴォーカルもローランドのギターもまだ遠慮がちですし、結構ポップにまとまってます。

でも、当時のオーストラリアということを考えると、ライブでのステージングも含めて、随分アヴァンギャルドに聞こえただろうなぁ。

シングルになったMー10“Shivers”は名曲です。
何かの映画のエンディングに使われていたけど、なんの映画だったか忘れてしまった、、。

【1979(1993)/ MUSHROOM RECORDS(MUTE RECORDS)】


Nick Cave

Roman Roman
Dive Position
Shivers

:::購入先:::AMAZON

あっ。。

  • 2005/09/19 00:02
  • Category: ネコ
       
    あっ


THE ECSTASY OF SAINT THERESA「THIRTEEN YEARS IN NOISES」

  • 2005/09/18 10:15
  • Category: E


「チェコ」
「マイブラ」のキーワードに心惹かれて買ってみたら大ヒットだったCDでした。

チェコのマイブラッディ・ヴァレンタインことエクスタシー・オブ・セイント・テレサのスタジオライブ音源集。

91年から2003年までに彼らがJohn Peel SessionやRadio One showに出演した際のライブ音源が収められています。

1stアルバム『Susurrate』がもろマイブラの『Loveless』だったらしくて、一部ファンの間では評判だったそうです。ただチェコのバンドなので手に入りにくく、実際聴いている方は少ないのかもしれません。2nd以降はガラッと音を変更し、現在もアルバムを出して活動中です。

全部で15曲。初期の轟音ノイズサウンドから昨今のエレクトロニカ作品までが順番に並び、もろマイブラ期の作品は6曲程で後の9曲はエレクトロニカ、音響、テクノ系が混ざり合った音です。最近の音を聴いたらマイブラファンはがっかりなのでしょうけれど、トリップ感のある音空間に惹き込まれて、バンドのクオリティは充分高いという印象です。

シューゲイザー風だったり、はじけてポップに唄ったりと、存在感がある女性ヴォーカリストのカテリナ嬢もその音をしっかり締めています。

マイブラがもし解散せずに続けていたとしたら、今頃どんな音を聴かせてくれてたのか…なんてことをこのアルバムを聴きながら思ってしまった確か。しかしこのバンドは、マイブラフォロワー組から早々に抜け出していたみたいですね。最近の音がとても好きです。

KEMPIRE音楽市場さんにTBさせて頂きました。

【2004/REV-OLA】


The Ecstasy of Saint Theresa

Squarewave
I'm(Not Really)
Localdistortion

:::購入先::: AMAZON

THE MAGNETIC FIELDS「DISTANT PLASTIC TREES」

  • 2005/09/16 22:37
  • Category: M


USインディポップバンド、マグネティック・フィールズのデビューアルバム。

マグネティック・フィールズはステフィン・メリットのワンマンバンド。というか、ソロプロジェクト。この頃はスーザンという女性がヴォーカルをとっています。

チープな電子楽器と生楽器を合わせて実験的に作っている割にはネオアコ風で、比較的短い楽曲の中に、スティフィン・メリットの奇妙奇天烈でアイディア満載のポップセンスが凝縮されています。
懐かしさに満ちた普遍的で牧歌的なメロディ。毒気があるのにピョコピョコしていて、愛らしいサウンドの妙技に笑みがこぼれます。その上、爽やかで品があるのでうっとり。

91年に出された作品だけど、当時からちょっと古ぼけた音かもしれません。
通称『遅れて出て来た男』のスティフィン・マレー。
でも、どうぞこのスタイルは変えないで! 

日本での知名度がどの程度なのかさっぱりわかりませんが、ソングライティング能力は素晴らしいので、自国アメリカではカルト的人気があるようです。

そういえば、毎週土曜夜11時にNHK教育テレビで放送された番組『ソリトンSide-B』(1995~1996) の緒川たまきさん【TV『トリビアの泉』の「ウソツキ!」女優】の写真コーナーで、マグネティック・フィールズの曲が流れていたような気がします。

そのコーナーでは緒川たまきさんの私物のCDを使用していた様で、他にも「おっ!」というようなアーティストの曲が使われておりましたよ~。

2nd以降のアルバムについても又書きます。

【1991/RED FLAME RECORDS】

The Magnetic Fields

Railroad Boy
You Love to Fail

:::購入先:::
どこかの中古屋さん。現在アマゾンでは見当たりませんが
1stアルバムと2ndアルバムのカップリングCDが出ているようです。


The Wayward Bus|Distant Plastic Trees

MAGNET「THE TOURNIQUET」

  • 2005/09/13 19:00
  • Category: M


ノルウェーのシンガー・ソングライター、エヴァン・ヨハンセンことマグネットの3枚目。

柔らかくて優しい歌声。最近までアメリカのアーティストだと思っていたくらい、聴きやすいメロディ。フォークやカントリーへの憧憬を感じさせながら、洗練されて美しくロマンティック。そして切なくなる。

ラップ・スチールギター(平面に置いて弾くギター)他、アコースティックな音色がエレクトロと一体になり、空間を彩っていく混沌とした北欧的な音もさりげなく作られていて、非常に耳障りが良いです。名曲揃いの10曲。文句無く曲そのものが好き!

前作「On Your Side」でボブ・ディランの“Lay Lady Lay”をカヴァーしていたのですが、それが映画『Mr.&Mrs.Smith』(ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーの主演)のサントラに使われているそうです。もちろん映画は観てはおりませんけれど。

【2005/WARNER】


Magnet

Duracellia
All You Ask

:::購入先::: AMAZON
(日本盤もソニーから出ています。)

Pagination

Utility

プロフィール

パイクマン

  • Author:パイクマン
  • 偏った洋楽のレビューや日記★東京都在住の地方出身者★大雑把なO型・水瓶座★天然を通り越して大ボケ★特技はピアノくらい

カテゴリー

よく登場する生きもの

proften.gif
名前:てんてん(♀)
年齢:22歳 (1997.6.30 − 2019.04.16)
宇宙からきた軟体生物
ツンデレ姫
proftora.gif
名前:トラ蔵(♂)
年齢:19歳(1996.10 − 2015.08.21)
トラ模様のたぬき
食べるのが生きがい

ブログ内検索

最近の記事+コメント

Blog List♪

LINK

プチ月別アーカイブ