次回は…

明日から一週間ぶっ続けで(5/28~6/3)仕事の研修があり、更新ができなくなります。きっぱり!

また一週間後、ヨロシクお願いします



  by パイクマン
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Mia Doi Todd / Manzanita

  • 2005/05/27 12:01
  • Category: M
miadoitodd4.jpg

LAの女性シンガー・ソングライター、ミア・ドイ・トッドの通算5枚目のアルバム。

顔立ちにアジアの血を感じる彼女はアイルランド系と日系の両親の元に生まれたハーフ。今まで「PREFUSE 73」などと一緒に活動もしています。
取っつきやすくて優しくてほんわか包み込むけど、同時に思慮深さや厳格さも…。
ヴァイオリン、チェロやホーンなどの生楽器主流で、ロック、フォーク、レゲエ、ピアノの弾き語り、ギターの弾き語りなど安らぐ曲からちょっと痛くなる曲まで、ころころ変わる。どれが本当の彼女なのかな?ちょっと散漫であるけれど七変化を楽しめるかも。。

たくさん女性アーティストを聴いてきましたが、化粧した女性の作る音ってどこか着飾っているか戦闘態勢。化粧していない女性の作る音楽はピュアで素のまんまで、時々その潔さが怖いときもあるみたい。化粧は作る音楽にも心理作用を及ぼすのではないかと、あるいは作る音楽で女性の化粧も変わるのではないかと、ジャケットの彼女の写真を見てふと思いました。ふふ。

【2005/PLUG RESEARCH】

♩ My Room is White




ニコライ堂

 

ある場所を通る時、必ず口ずさむ…ある歌。

場所は 東京・お茶の水の聖橋口を降りた『ニコライ堂』(東京復活大聖堂)。
ここを通る度に唄ってしまうのは
ゲルニカ(ex.戸川純、上野耕路、太田蛍一)のシングル
『銀輪は唄う』のB面“マロニエ読本”


マロニエ読本
作詞:太田蛍一/作曲・編曲:上野耕路

軒の燕が電線停まり しだれ柳にこの身がなびく
あの日通いしニコライ堂  礼拝すれば熱き涙を神ぞ知れ
待てど暮らせど来ぬ人の  便りを待たぬ日とてなく
思い乱れてなを文を書く

路傍のマロニエ見るたび  貴方ときざみしマロニエの
恋の言葉忍ばれて  切ない夢がこみ上げる


(歌詞一部抜粋)

この歌詞の様な世界を経験しているのなら素敵なんですけど
私がニコライ堂を通る訳は……歯医者さんに通う為。

by パイクマン

もう一人、ニコライ堂を通ると“マロニエ読本”を唄う方を発見!
延陽伯のはじめさん

ANTONY AND THE JOHNSONS「I AM A BIRD NOW」

  • 2005/05/21 16:08
  • Category: A


「ルー・リード」に絶賛され、ツアーでも「ヴェルヴェッツ」の名曲“キャンディ・セッズ”を唄ったというシンガー、アントニー&ザ・ジョンソンズの2ndアルバム。

ゲストアーティストに支えられた歌ものアルバムと言ってしまえばそれまで…。でも、ソウルフルな歌で、しかもまるっきり男性の声なのに中性的な匂いがします。彼はきっと「そう」なのだと、聴いた瞬間にわかりましたもん。(下の彼の写真を見るとハッキリ判りますが。)「それ」ゆえの妖艶で美しい歌が、影を背負った様な楽曲と、ピアノや古臭いキャバレーの余興バンドの様なサウンドと溶け合って、怪しげで哀しげな夜の世界へと導いてくれるようです。

ゲストは
M-5ボーイ・ジョージ(ex.カルチャー・クラブ)とのデュエット
(ボーイ・ジョージの最新の声が聴けます。)
M-6ルーファス・ウェインライトのリードヴォーカル
(どちらかと言うと、アントニーよりこの方の歌の方が好きですが…)
M-7ルー・リードの冒頭の語りとギター
(控えめなギター。歌と合わせるのが難しそう。)
など。

彼の何がミュージシャンたちを惹き付けるのかは、私みたいな浅い人間には解りっこ無いのでございます。

【2005/SECRETLY CANADIAN】


Hope There's Someone

What Can I Do?

JOSEPHINE FOSTER「HAZEL EYES,I WILL LEAD YOU」

  • 2005/05/19 23:23
  • Category: J
今日、東京では白い変な虫が大量に飛んでいましたよ!



「BORN HELLER」というフォーク・デュオの女性ヴォーカリスト、ジョセフィン・フォスターの初ソロ名義作品。

土の匂いがするアシッド・フォーク。震えるようなビブラートが掛かった異色のソプラノボイス。声楽の教育を受けているみたいですが、もし音楽の先生がこんな声だったら最高です。

伝統のフォークの様でもあり賛美歌や子守唄の様でもあり、予測のつかない転調の不思議な旋律と共に、アコースティック楽器も(アコギ、バンジョー、ハープ、ウクレレなど)も一緒に歌い出します。素朴だけど個性的でオリジナル。彼女が唄ったら森の動物たちがたくさん集まって来るかもしれない。。
所属するバンド、「BORN HELLER」とやらも聴いてみたいです。

【2005/LOCUST】


Hazel Eyes,I will Lead You

ROCKETSHIP / TRACE 「SPLIT EP」

  • 2005/05/18 22:31
  • Category: R


USインディギターポップバンドの「ロケットシップ」と「トレース」(知らない)2組のバンドのEPが収められた2枚組CD。目的はロケットシップのみ!1997年~2002年にレコーディングされていた5曲が入っています。

1stアルバムでは、初期の「プライマル・スクリーム」や「マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン」などに近く、ギターとキーボードが絡んだ甘美なサウンドが大好きだったロケットシップ。95年に出した1stアルバムから活動状況がわからなくなって、私がこのEPを聴くまでに9年も歳月が流れていました。

このEPでは、キーボードや電子音が主流の曲が多いのですが、一曲だけノイジーな轟音ギターにスペーシーなキーボードが絡んだ曲などもあり、これは1stアルバムを彷彿させてニコニコです。相変わらず甘い男女のヴォーカルに甘いメロディ。それにラウンジ・ミュージックの様なお洒落さんな曲もあって、青春サウンドを脱して大人になったロケットシップ節を展開しています。
ネオアコやギター・ポップファン層だけでなくて、リスナーの幅も広くなりそう!…などと喜んでいたらどうやら解散していたみたいで、クレジットに
Rocketship was Nellie Wieland , Brisa Roche and Dusty Reske……と記載されていました。『was』 ってことは解散したってことなんですよね。。

私、好きなミュージシャンが病院に入ったり、刑務所入ったり、行方知らずになったり、パッタリと活動を辞めてしまったりってこと多いんですよね…

【2004/OMNIBUS】

James,That's All Over Now

サラヴァ・シネマ

  • 2005/05/16 14:12
  • Category: Various
こんなCDが家の思わぬ処からひょっこり出て来ました。嬉しいので日記代わりにこっそり記しておきます。



映画・音楽プロダクションのサラヴァ。その主催者であり俳優、作曲家、歌手、監督のピエール・バルーがプロデュースした映画音楽集。

参加アーティストはフランソワーズ・アルディ、ルイス&キャロル、ニコル・クロワジール、ジャン・ロジェ・コシモン、ナナ・ヴァスコンセロス、そしてピエール・バルー。

映画は60年代~80年代。
アルジェの戦い|ラ・プルミエール・シャルジュ・ア・ラ・マンシェット|キリーのテーマ|ファンタスティカ|壁|判事と暗殺者|マレヴィル|ラ・トラース|ファミリーアルバム|マルチニックの少年|離婚ごっこ|ベンネとベネディクト|愛よもう一度|ロンブル・ルージュ|ラムール・ヴィオレ|ハンナK|ブランシュ|サ・ヴァ、サ・ヴィアン

私は一度もサラヴァ映画を観ていないけど、知っている曲が数曲ありました。
全世界的に股がって作られている映画なので曲調も様々で、シャンソン、フレンチ・ポップスや中近東風まであります。一番明るくて楽しい曲が“ファンタスティカ”というルイス・フューレイ、キャロル・ロール出演のミュージカル映画。
ピエール・バルーがのどかな雰囲気で歌う“サ・ヴァ、サ・ヴィアン”も今日の気分にピッタリです……平日、忙しそうに往来している人々を尻目に、オープンカフェでビールを飲んでいる自分……実際は、寝っ転がってパソコンの前。昼食にはうどんを食べました

【1992/SARAVAH(ポリドール)】


ファンタスティカ(ルイス&キャロル)

DANIEL JOHNSTON「REJECTED UNKNOWN」

  • 2005/05/15 11:39
  • Category: D


アメリカのシンガー・ソング・ライター、ダニエル・ジョンストン
書くのは2回目。最近はトリビュート・アルバムも出て、知名度UPしているか…。

このアルバムを出すまでに6年の空白があって、その間ネット配信していたらしい楽曲が形になったというアルバム。今のところは最高傑作だと個人的に思う。

このアルバムを作った時点では彼女がいなかったらしく、空想上の彼女へのラブ・ソング集になってます。ジャケットの絵はいつも彼が描いているのだけど、この女性が空想の彼女だとすると…筋肉質で強そう!!

彼のピアノとギターと歌はとても下手なんですけどね、私も歌いながらピアノを弾いたらガッタガタです(歌わなくても危ないですが…)。で、下手ならば普通は練習すると思うんですよ。でも、彼はいつまで経ってもヘタなまんまで、上手になりたいという概念が欠けているみたいなのです。でも、彼の作った作品を聴いて下手なのに感動してしまうということは、あながちそれも悪い事でもない様な気がしてくるのが不思議。しかし、凡人には無理。

彼のピアノとギターを活かした上で、バックにバンドやストリングス隊が付いた美しいポップ・アルバムです。この場合の美しいとは、計算のない美しさという意味です。

【2001/GAMMON】


DANIEL JOHNSTON

Cathy Cline

STILLE VOLK 「EX-UVIE」

  • 2005/05/13 18:56
  • Category: S
とにかく、13日の金曜日の今日にピッタリ!
未だに『13日の金曜日』にビクッとする自分が情けなかったりしますけど、そういえば、霊柩車を見掛けると親指を隠してしまう自分も恥ずかしいです、アハハッ。




フランスの悪趣味フォーク・バンド、スティル・ヴォルグの2ndアルバム。

買って聴いて途中で止めて…また今日聴いてみたCD。多分これはフォーク・メタルというジャンルに入るのだと思いますが、フォーク・メタルの他のバンドを聴いたことが無いので曖昧です。プログレやゴシックにも聞こえるところもありますけど、変態バンドという一言で片付けることもできるのではないかと思います。


何を目指して曲を作っているのかが一向にわからないのですよ、この方たち。
バグパイプ、リコーダー、ハーディ・ガーディなどの楽器を用いて,トラッド・フォークが基盤にある様な気はするんですが、まるで呪術を思わせるしゃべりが突然入ってくる曲や、コアで激しい曲もあります。かと思うと、アコースティックで情緒溢れるフォークのインスト曲もありますし…。一番異様なのは、途中で曲想が激しく展開する様で、歌詞が分かればきっとその謎も解けるのだと思うのですが…

とても個性的過ぎてお勧めできるアーティストや CDではないです。しかしこのバンドの姿勢だけは買います!姿勢だけ買った割には高かったです、トホホ。。

【1998/HOLY RECORDS】


HOLY RECORDS

時間があり余っている暇な方だけどうぞ。
Zoopathia(重いです)

PIT ER PAT「SHAKEY」

  • 2005/05/12 09:24
  • Category: P


シカゴ在住の新人バンド、ピット・アー・パットのフルアルバムでのデビュー盤。

80年代ニュー・ウェーブやポスト・パンクやアーヴァン・ポップが混ざって、それにブロンド・レッドヘッド(以前書きました)のヒンヤリ感を伴ったようなサウンド。様々な要素が煮詰まってオリジナルなものへと凝縮されたみたい。

女性ヴォーカルと男性ヴォーカルが交互に出て来ます。

ギターはほとんど入っていないのですが、その代わりに、メンバー紅一点でVo&Gのフェイ・ディヴィスのオルガンがこのバンドの不思議で捻くれた音の要になっています。
聴いているとオルガンがヴォーカルラインとユニゾンになっている(同じメロディをなぞっている)パターンが多いのですが、それが新鮮。ドラムとベースは自由奔放。

攻撃性も時折感じさせながら、全体に暗いトーンですが、今後はポップになって行きそうな予感がします…ピピピッ(?)

【2005/THRILL JOCKEY】


PIT ER PAT

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