THE BLACK-EYED SNAKES「IT'S THE BLACK-EYED SNAKES」

  • 2005/04/30 15:32
  • Category: B
ゴールデン・ウィーク、いかがお過ごしでしょうか?
私はひたすら音楽を聴き、ピアノを練習して、いつもとなんら変わらないけど…今は一番幸せかもしれません。



「LOW(ロウ)」のVo&Gであるアラン・スパーホークのサイドプロジェクト、ブラック - アイド・スネイクスの1st。

アランは “chicken- bone”george と変名して活動しています。やるな~。なぜならブルース、ロックン・ロールだからです!ポスト・ロック/スロウ・コアの「ロウ」とは違う事やってます。
このバンドの他のメンバーも “smokin” brad nelson(D)“big house” bobby olson(G)という変名を使ってて、なりきりブルースマンっぽい。。フフフッ…なんかおかしい。

ルーツミュージックに基本は置きながら、ディストーション(多分)が掛かったノイジーなギターで吠えていてカッコいいです。ルーツに対する敬意と、破壊の美学が感じられるヘヴィなガレージ・サウンドです。オリジナル曲から、ウィリー・ディクソンやマディ・ウォーターズの曲などもカヴァー。

【2001/CHAIR-KICKERS'MUSIC】


THE BLACK-EYED SNAKES
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NO-MAN「LOVESIGHTS-AN ENTERTAINMENT」

  • 2005/04/26 19:59
  • Category: N


ティム・ボーネス(Vo)とスティーヴ・ウイルソン(Key&G, Programming)、そしてベン・コールマン(Violine)を中心とするユニット、ノー・マンの1stミニアルバム。

無名に近いですが、元「ジャパン」のスティー ヴ・ジャンセン、ミック・カーン、リチャード・バルビエリ。それに元「キング・クリムゾン」のロバート・フィリップがほぼ固定の参加ミュージシャンとなっています。

ダンス・ビート的アプローチで、ニューウェーブ系エレポップとアンビエントがいい具合のバランスで心地よい空間を作り、そこにヴァイオリンが絡みます。メロディアスな歌は美しくて色っぽいのにひんやりしていて「ロキシー・ミュージック」のワンフレーズなんかもサンプリングしています。
このミニアルバムを気に入って大事にしていたのですが、これ以降のアルバムが店頭では見つからなくなってしまって半ば諦めていたところ、何枚かリイシューされていたらしく現在アマゾンなどでは多少手に入り易くなっているようです。

【1991/ONE LITTLE INDIAN】




偶然見つけた中古の3rdアルバム。
歌は相変わらず極上でメロディアス。1stで際立っていたヴァイオリンは少し影が薄くなった代わりにロバート・フィリップの歪んだギターが前に出る曲が多く、スリリングで深くなった気がします。エレクトロニカ+アンビエントという様相の曲やテクノ・ポップの様な曲もあります。
M-8,M-9のロバート・フィリップのギターは鳥肌もの。元「ジャパン」のメンバーのスティーヴ・ジャンセン、リチャード・バルビエリはそれぞれ一曲づつ参加。

【1994/ONE LITTLE INDIAN】

しかしこの3rdアルバム(94年)で10年以上も前の作品。最近の作品については彼等のサイトで全アルバムとシングルをほとんど試聴できます。
  ↓
no-mandiscographyで試聴できます。)

フェリーニ「道」

michi.gif


小学生の時にNHK教育テレビの番組で初めて観た映画『道』。
監督は云わずもがな、のフェデリコ・フェリーニ。


粗暴で自分の力しか信じない大道芸人のザンパノ(アンソニー・クイン)に買われたジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)。

ジェルソミーナは軽い知的障害があり、無邪気で感受性が強い少女。同時に他人を思いやれる美しい心の持ち主でもある。ジェルソミーナは芸を覚えザンパノに尽くそうとするが、ザンパノはジェルソミーナを一人の人間として扱おうとしない。ザンパノの元を離れるチャンスもあったのに、「私がいないと彼はひとりぼっちよ」と、ザンパノに着いて行くジェルソミーナ…。

そしてある日、ザンパノはジェルソミーナの友達でもある綱渡り芸人(リチャード・ベイスハード)を殺してしまう。その日以来ジェルソミーナは精神を病み、手に負えなくなったザンパノは眠っているジェルソミーナを捨てる。…(時が流れ)…

旅の途中、ジェルソミーナが死んだことを知るザンパノ。その時生まれて初めて心から涙を流す。自分がひとりぼっちになったと気付く。


まるで「大人の道徳」のようなストーリーです。見所はいっぱいで、中でもジュリエッタ・マシーナのコロコロと変わる顔の表情や生き生きとした演技は一見の価値ありです。彼女の為に作った映画だと言うフェリーニは、この映画の中に「この世に役に立たないものはない」というメッセージを込めているんじゃないかな。
人の愛を知らずに生きて来たザンパノは、ジェルソミーナの死という犠牲の上に、やっと人の愛を知ることができました。ザンパノも可愛そうな人ではありましたが、私は何度観てもザンパノには感情移入は出来ません…。

この映画のキーワードに、ニーノ・ロータの哀愁に満ちた美しい曲があります。重要シーンには必ず流れる有名な“ジェルソミーナのテーマ”
この曲がこの映画の完成にも、ラストシーンにも、不可欠な役割を果たしています。

アカデミー外国語映画賞、ヴェネチア国際映画祭サン・マルコ銀獅子賞受賞など。
   
【1954年】

LANGUAGE OF FLOWERS「SONGS ABOUT YOU」

  • 2005/04/24 01:40
  • Category: L


アイルランドのインディ・ポップバンド、ランゲージ・オブ・フラワーズのデビュー盤。

シンプルなバンド編成の5人組。女性ヴォーカルのタラ・シンプソンさんの歌声が爽やか且つ切なくて、サウンドもとても素直で若い感じ。なんだかジャングリーギターが新鮮に感じました。甘い曲から疾走曲まで…インディ・ポップやガール・ポップ好きにはいいかも知れません。キラキラ眩しいなぁ。。

多分ジャケットの女の子がヴォーカルのタラ・シンプソンさんだと思うんですけど……
イタリア映画の巨匠、「フェデリコ・フェリーニ」の奥さんで女優のジュリエッタ・マシーナに似ていると思いました。それで惹かれて購入してしまったCDなのでした。
実際はそんなに似ていなくて、似ているのはオン・ザ・眉毛のところだけ

【2004/SHELFLIFE】

数曲聴けます
  ↓
LANGUAGE OF FLOWERS

しつこくも明日はそのジュリエット・マシーナ主演の映画『道』を!

ウニ丼って


夕べの夕飯、ウニ丼。

ウニは別に好きってわけじゃないけど、田舎から送られてくるので
いつもウニ丼にする。
私のおじいちゃんは漁師。現在は叔父が後を継いでいて
漁師&サラリーマンの「兼業漁師」をやっている。

外食でウニ丼というのを食べたこと無いから、本当のウニ丼はどんなのだかわからない。
いつもは普通の白いご飯に、ノリやきゅうりを乗っけるけど…途中で飽きてしまう。

昨日はご飯を思い切って酢飯にしてみた。もちろん、わさび醤油をかけて!
さっぱりして美味しかったなぁ。。

TV.PERSONALITIES「PRIVILEGE」

  • 2005/04/22 02:20
  • Category: T


TV.パーソナリティーズで一番好きなアルバムはこのPRIVILEGE

いい意味でコマーシャリズムに乗った「やればできるじゃん!」のアルバムで、いつまでも大人に成りきれない少年ダン・トレイシーの想像力がそのまま音楽になってしまったかのような夢の世界。
要所要所のキーボードや、わけわからない楽器(Trumpaphone、Bowed strings?)の使い方がユニークでイマジネーションを膨らませるのに一役買ってます。

前回、TV.パーソナリティーズを「B級ギター・ポップ」と書きましたが「B級ドリーミー・ポップ」とも言えるこのアルバム、大好きです。『B級』は外せないところがミソ!

M-4の“My hedonistic tendencies”、M-6の“Salvador dali's garden party“は名曲。誰がなんと云おうとも名曲、絶対絶対名曲なんだから。。

【1989/FIRE】

Salvador Dali's Garden Party

TV.PERSONALITIES「AND DON'T THE KIDS JUST LOVE IT」

  • 2005/04/20 21:33
  • Category: T


UKの80年代B級ギターポップバンド、TVパーソナリティーズの1stアルバムのリイシュー盤。

TV.パーソナリティーズは、60年代ポップスのファンであるダン・トレイシーの嗜好が強いバンドです。このデビュー盤では、ビート・バンドや初期パンクバンドの様な曲もありますが、ネオアコにも通じるところもあります。時代的にも過渡期に当たり、まだバンドの音として固まっていなかったんじゃないかな。。

ボヨンボヨンで情けない歌を唄うヴォーカルのダンも、ソング・ライター能力は秀でていたので、歌がもっとしっかりしてさえいれば今より知名度があったバンドだったのではないかと思われます。
ちなみにダンはシド・バレット(ex.元ピンクフロイドのヴォーカル)のファンで、ドラッグ&消息がわからなくなった、ということでは似た者同士ですね。

後にクリエーション・レーベルで活躍するエド・ボール(ex.The Timesなど)も在籍して何曲か歌っていまして…そういえば、TV.パーソナリティーズを手本にアラン・マッギーがクリエーション・レーベルを作ったとも云われてたっけかな…?

M-8の“I know where syd barrett lives”はアコースティック・ギターと鳥のさえずりをバックに歌っている名曲で、メジャー・デビュー曲。ほんわかとして可愛らしくて、ダンの優しくて内省的な部分を感じずにはいられない。。

【1981(1990) /ROUGH TRADE (FIRE) 】

次回も懲りずにTV.パーソナリティーズを!!

ERICA POMERANCE「YOU USED TO THINK」

  • 2005/04/17 21:50
  • Category: E


USアシッド・フォークの名盤、エリカ・ポメランスのリイシュー。

エリカ・ポメランスさんのヴォーカルが聴けるのはこの一枚だけ。この後エリカさんはどうしたのか、そもそもどこから出て来た方なのかもまるでわからない…私にとっては謎のアーティストなんですけど、大好きな「ブリジット・フォンティーヌ」
と似た音楽とのスタンスを取っている人で、エキセントリックな歌を唄っています。
バックを努めるメンバーは、後に「オクトパス」というバンドを結成。

冒頭のタイトル曲から、イカれたコーラスが重なるフリーキーなヴォーカルが見事。
シタールが入ってサイケデリックだったり、フルートがジャズしていたり、エキゾチックなアラビア風の旋律が出て来たり…。
バラバラで決して演奏は上手くはないけど、アコースティックでグルーヴ感を出しているところがいい!細かく刻んだタンバリンも凄い!
インプロヴィゼーション(即興)の様なヴォーカルは、途中で咳き込んだってそのまま流してます。でたらめのカッコ良さが炸裂です。
あちらの世界へ行ってしまったかの様なヴォーカルがお好きな方は是非!

【2002(1968) / ESP】


You Used To Think

BURMESE「MEN」

  • 2005/04/15 23:44
  • Category: B



ジャケ買いには要注意!

もちろん写真に惹かれたんです。馴染みの無いレーベルだけど、それでも好奇心が勝り、イチかバチかで購入したもの。これでは拷問にあってるみたいですよ、全く!

スローテンポでほとんどワンコードのスラッジ・ギター。ギターというよりノイズです。エフェクトが掛かって、声が籠っていて、なんて発しているのか分からない絶叫ボーカル。もちろんエフェクトが掛かっていなくたって、なんて言ってるかはわからないんだけど。

スローさが「スワンズ」をヘヴィにしたみたいな感じもするし、スラッジ・コアを聴く人も、ヘヴィなノイズ系が好きな人もいいかもしれないけど、電子ノイズがずっとビーッとなっていたりして、本当に拷問受けているみたいなんだから、拷問系ミュージック!
ジャケットのイングリッド・バーグマンも泣いています。

じわじわ追いつめられるみたいな不快感だけど、そのうちに、「こういうの新しいかも!」と結局2回通して聴きましたけど…ヘヘッ。。

【2003/LOAD RECORDS】

BILL WELLS AND ISOBEL CANPBELL「GHOST OF YESTERDAY」

  • 2005/04/14 19:45
  • Category: B


ベル・アンド・セバスチャンのチェロ担当にしてコーラス隊だったイザベル・キャンベルが、ジャズ畑から出て来たキーボード奏者の異才、ビル・ウェルズとコラボレーションした全曲「ビリー・ホリディ」のカヴァー・アルバムです。

イザベル・キャンベルの歌は少し音程が不安定なものの、ウィスパーヴォイスの優しい声。サウンドは、ピアノによるシンプルなジャズアレンジから、ビリー・ホリディの曲を壊さない程度のサンプラーを使った前衛的なアレンジ。

イザベル・キャンベルのほんわかした雰囲気と、ビル・ウェルズの作る静謐でありながら冷たい感触のアヴァンギャルドサウンドが、危うい魅力を存分に発揮しています。

M-1の“All Alone”という曲は、ジャズ・ピアニストのマル・ウォルドロンが亡きビリー・ホリディに捧げた曲で、原曲が“Left Alone”という名曲です。これ、良い曲ですよ。

悲痛の叫びを、抑えた独特の歌唱で唄うビリー・ホリディが好きなので、聴くのを楽しみにしていたアルバムだったのですが、不思議な空気に包まれながらお洒落に生まれ変わった楽曲を楽しませて頂きました。ふふっ。7曲入りのミニアルバムです。是非に!

【2002/CREEPINGBENT】


ISOBEL CAMBELL

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昨日、ブログを見て下さっている方から、文中によく出てくる「SSWってなに?」という質問を直接頂きました。Singer Song Writer(シンガー・ソング・ライター)の略です。初めは抵抗があったのに、面倒になって略すようになってしまいました。すみませんでした

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