• 2016/01/11 20:29
  • Category: D

Bowie 死す。

かなり辛いな。
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DVA

  • 2014/04/05 16:25
  • Category: D
nipomo.jpg

チェコのアーバン・ポップデュオ(夫婦)の4枚目
Dva / Nipomoが発売されています。


4枚目にしてようやくU.Sデビュー盤。
日本のレコ屋さんで紹介していたのは、多分ザビエルレコードさん
だけだったと思うんですよ。
私もそこで試聴して気に入り、2ndを購入したのがDvaとの出会いでした。
USデビューを機に、レコードでもカセットでもいいので
1stアルバムから順に手に入りやすくなるといいのですが…

dva_2014_5_2500.jpg

Dvaはチェコ語で歌ってますが
普段から英語が聞き取れない状態で洋楽を聴いているので(^^;
音楽の楽しみ方にはなんの支障もないし
チェコの映画やコラージュのアート作品が好きな自分としては、
Dvaがチェコのアートにマッチするポップ音楽という気がするんです。
具体的に言うと、前衛芸術家のヤン・シュヴァンクマイエルのような
遊び心と毒性を持っている音ですね。
(ヤン・シュヴァンクマイエルの作品は下に貼っています)

音の方はギター、バンンジョー、サックス(出番は少ない)、パーカッション、
サンプリング、シンセ等で作っているフォークトロニカ〜ポップスで
元々、独特の節回しと躍動感のあるリズムが特徴ですけど
今作ではM-2の国籍不明曲♩Mulatu が個性的です。
ジャズアレンジのウクレレに、突然フラメンコのリズムが入ってくるM-10の
♩Javornicekも面白いですね。
相変わらずヴォーカルが可愛いです。


♩Mulatu



♩Javornicek


歌詞カードの裏はジャケと同じようなパターン柄が16枚付いていて嬉しくなります。



Jan Švankmajer ヤン・シュヴァンクマイエル






Death Vessel / Island Intervals

  • 2014/02/25 21:40
  • Category: D
Death-Vessel-Island-Intervals-608x608 のコピー

アメリカのロードアイランド州出身、現在はニューヨークを活動拠点にしている
Joel Thibodeauのプロジェクト、Death Vesselの6年ぶり3作目(2014)
Sub Pop より。

これ、どこかで試聴して一曲だけ聴いて気に入り速攻で購入してたんですが
てっきり女性アーティストだと思ってましたら男性でした…
ちょっとビックリしましたけどとても気に入りました。
以前の作品をざっと聴く限りでは良質のフォークソングと言った感じで、
それはそれでとてもいいのですが、この作品でさらに良い方向へと変化を遂げたようです。
プロデューサーは偶然にも前回書いたPascal Pinon「Twosomeness」と同じく
Alex Somersで、もしかしたら自分、Alex Somersが好きなんじゃん?
と思ったんですけど(笑)

death vessel-antenna

Sigur Rosと関わりのあるAlex Sommersのプロデュースということで、
アイスランドのスタジオでレコーディングしています。
若干女性度が強い中性的なDeath Vesselの歌声とフォークソングに、
アコースティックギター、オルガンやピアノ、エレクトリックベース&ギター、
パーカッション等々で白い微粒子のような北欧エッセンスが混ぜられた曲。
ほんわかとした美ポップもありますが、
ベースや歪んだギターが効果的に出てくるアグレッシブな曲もあります。
M-1の♩Ejectaはオルガンの音色やパーカッション類で広大なアイスランドを彷彿とする曲。
オルタネイティブな不思議な魅力に溢れてます。
M-4の♩Mercury Dime はギミックなしのフォークソングでメロディが良いですね。
サビのところがすごく耳に残ります.。名曲とはこういう曲だと思います。
M-5の♩Llsa Drown は Sigur Rosのヨンシーがヴォーカル参加。

シンガー・ソングライターとしての質が高い上にサウンドプロダクションがしっかりすると
こういういいアルバムができるんですね。

♩Ejecta


♩Mercury Dime


♩Lisa Drown (feat. Jónsi)




Desireless / Francois

  • 2014/02/18 00:40
  • Category: D
Desireless-François -antenna

フランス人シンガー,Desireless (デザイアレス)のデビューアルバム(1989年)

昨年の秋、信号待ちをしてぼーっと立ってたら、
大音量で ♩Voyage,voyageを流している車が通り過ぎ、
懐かしすぎてすごく驚きました。

Desireless は52年生まれで、元々はファッションデザイナーをやっていたらしく、
インドに旅行に行ったことがきっかけになりシンガーに目覚めたらしい。
知らなかった…
言われてみればファッショナブルだったし、ヘアスタイルも
パンク的というかMCハマーみたいで、とても凛々しい人です。




♩Voyage,voyageは車のCMで使われていたので聴けば思い出す人も多いと思います。
90’sが目の前のアルバムなのでニューウェーブの時代とはズレていますが
シンセポップと彼女の雰囲気はニューウェーブだなぁと思います。
♩Voyage,Voyage以外にも良い曲が揃っており、私は全然記憶にないのですが
♩Johnや♩Qui sommes nousなどもヒットしてました。

iTunesで試聴  *CDのジャケットのデザインが違います。
https://itunes.apple.com/us/album/francois/id322417715

それで、
♩Voyage,voyageと言えば、Winkがやったカヴァーが
なかなか良かったです。





もう一人、♩Voyage,voyageのカヴァーをしている人と言えば
オーストラリアのSSW、Soap and Skin

soapandskin-antenna.jpg
album “Narrow” (2012)

♩Voyage Voyage


この人の歌、
どこかNicoと通じるところがある気がします。




Deux Filles / Silence & Wisdom / Double Happiness

  • 2014/01/03 13:30
  • Category: D
Deux+Filles.jpg

『The King of Luxembourg』としても活動し、デレク・ジャーマンの作品のサントラなども作っていたSimon Fisher Turnerと、「The The」にも在籍したシンガー・ソングライターのColin Lloyd Tuckerによる架空の女装ユニット、Deux Filles (ドゥ・フィーユ)の、2枚分のアルバムがセットになったリイシュー盤(82年&83年の作品)

♩iTunesで視聴
https://itunes.apple.com/jp/album/silence-wisdom/id582279388

Simon Fisher Turnerは『The King of Luxembourg』 (elレーベル)でのポップなネオアコと、個人名義でのインスト作品では作風に大きなギャップがあって同一人物の作品とは思えない印象があります。
(過去に思ってたのと違う内容のアルバムを購入。結局手放した記憶が…)

deuxfilles2.jpg

2枚のアルバムは、歌らしきものは多少入る曲はあるけれど全編インストの箱庭的なアンビエント・ミュージック。生楽器でのストリングス、ピアノ、アコギ、声などがシネマティックに織りなしながら幻想的な世界を描いていきます。ノイズ的な音の羅列ではなく流れるようなメロディーもあるので案外聴きやすい気がします。。
特に、2ndが少若干ダークで地下室的な色合いを呈していたりサイケ色もあって好き。こういうインストは本や雑誌を読みながら聴くと、映画のサントラみたいに相乗効果が出て素敵な読書の時間を過ごせそうな気がしないでもないけど、気が散って本なんて読めないかな、、

彼女ら(彼ら)は
『フランス人の彼女たちは、二人とも早くに親を亡くし10代のころからともに音楽制作に打ち込む。2枚のアルバムはヒットしたがその後突然姿を消した謎のユニット』
という架空のバイオグラフィーが設定されています。凝ってますねぇ。
この女装姿でライブをやってたというから観てみたかったなぁ。


♩Fleurs Doll


♩Shalama





The Damned / Strawberries

  • 2012/11/05 20:45
  • Category: D
thedamned.gif

イギリスのパンクロックバンド、ザ・ダムドの5作目。
豚に真珠ならぬ豚に苺。


最近自分の音楽遍歴について考えていたら
このアルバムも結構聴いています。
ダムドの4作目『ブラックアルバム』と、この5作目『ストロベリーズ』は
甲乙付け難い名盤なので(と思うので)どちらを書こうか迷いましたが、
『ストロベリーズ』に軍配があがりました!
もしダムドがロンドンパンクや初期パンクとしてしか捉えられてなかったら
余計なお世話ですが、勿体ない。と思ったんですよ。

thedamned2.gif

ダムドは他の精神的&社会的なパンクロックバンドとはちょっと違って
音楽的な面に重点を置くパンクバンドのように思えていましたが
あながち間違っていないような気がしますがどうでしょう。
『ブラックアルバム』からキーボードが入り、
ソリッドなパンク曲からメロディーの良さが際立ってましたが
それがさらにこの5枚目でキーボードメンバーも入って
曲のポップ性が強まりました。

アルバム冒頭は重厚でタイトなドラミング、キャピテンのギターも冴え渡る
スピード感のあるパンク曲♪Igniteからスタートして、
アートロック的アプローチの曲があったり
サイケデリック風に、またクラシックを取り入れたりと、
曲に試行錯誤した形跡が垣間みれます。

次に出した6作目の『ファンタスマゴリア』は
ゴシックロックへ変貌を遂げたアルバムでしたのでしたので
その前夜のアルバムということで、やりたい方向性がなんとなく見えてきたけど
よくわからない定まらない美しさ、というのも感じられるかもしれません。
こじつけです…汗

thedamned3.gif
ダムドは何回かメンバーが入れ替わってますが『ストロベリーズ』では、初期メンバーのデイヴ・ヴァニアン(Vo.)キャプテン・センシブル(G.)と、ラット・スケイビーズ (Dr.)はまだ在籍しています。ギターのキャプテンって、パンク出身にしては結構弾けるんですよね。最初はベース担当でしたし、なかなかの技巧派ですよね。どうしてもソロ作の♪Happy Talkが話題なっちゃいますが…。

キャプテンはこのアルバムの後に脱退してましたが現在はダムドに戻っているなんて知らなかったー!当時は、吸血鬼キャラでナルシストっぽいデイヴ・ヴァニアンと、おちゃらけ番長キャプテン・センシブルのキャラクターがぶつかってんじゃないか?と心配していましたがそんな必要はなかったようです。

The Damned Official
iTunesで試聴。


♪Life Goes On


♪Pleasure and the Pain


♪Generals


キャプテン・センシブルの♪Happy Talk




Danielle Dax / Timber Tongue EP

  • 2012/03/13 00:20
  • Category: D
danielledax33.gif

イギリスの女性アーティストで、様々な活動を経て1983年にソロデビューアルバムを出したDanielle Dax。今のところ音楽製作としては一番最後の4曲入りEP。

このEPが出されたのが1995年。それが問題なのです。
この作品が出る以前には、まるでポップアイドルを目指したかの様な「Blast the Human Flower」(1990)というアルバムを出し、確かに新たなファン層も獲得できたでしょう。しかしこのポップアルバムを出してその5年後に、ノイズミュージックである彼女の原点の音へと、まるで母親の胎内に戻るようなEP「Timber Tongue」 を出したのですから。

timbertonngue2.gif

彼女はどんどんメジャー志向(一般受けする音楽という意味合い)になり自らの音楽と精神のバランスを崩してしまったのではないだろうかと…。自らの生まれ持った使命から遠ざかり、自責の念のような心の持ちように少し苦しんだのではないかと思うのです。だから、この作品はダニエル・ダックスの悲鳴であり、本来の魂の音なんですよ。ええ、あくまでもファンの憶測です。

4曲とも実験的エレクトリックノイズ作品で、ビートは刻まれますが旋律は放棄してしまったような曲です。


♪Toygit


♪E.V.L.T




Doldrums / Empire Sound

  • 2011/12/07 16:10
  • Category: D
doldrums1.gif

カナダのDoldrumsことEric WoodheadのデビューEP。
CDは今のところ見当たらず。


Portishead の限定シングルのB面に、カップリングで同曲のカバー(♪Chase The Tear)も収録されていたりと、なかなか活躍している人のようです。

doldrums2.gif



レトロなソウル曲を彷彿しドラムのサンプリングが特別カッコいいM-2の♪I'm Homesick Sittin' Up Here In My Satellite 他、ラテン、エキゾ、サイケ、ノイズ風にサンプリングを散りばめたシンセポップで分裂症気味なところが体調の悪い日には気持ち良いです。収録曲の傾向がそれぞれ違うところも好き。

このEPには収録されていないけど、我がアイドル、故シド・バレットを使った曲もYouTubeで発見!
「宇宙でトリップしてみませんか?」と声を掛けられたら拒めません。。


iTunes
myspace.com


♪Im homesick sitting up here in my satellite


♪Endless Winter


♪Thinking of This (シド・バレットネタで遊んでいる)


♪Space Odyssey (MIAのカヴァー)








Dillon / This Silence Kills

  • 2011/11/24 20:00
  • Category: D
dillon1.gif

ドイツのシンガーソングライター、Dillonのデビューアルバム。
女性DJ.Ellen Allienのレーベル、Bpitch Controlより。


ビリー・ホリデイ、バスキア、ジェフ・バックリーにインスパイアーされたそうだ。初期のJoanna NewsomとCocoRosieのビアンカを足して2で割った様な歌声に、ピアノ弾きらしくほとんどの曲にピアノが入る。エレクトロニカやフォークトロニカのアレンジメントを加えてあり、こういう今風の音はもう飽和状態なのでは…と思えるけれど、エレクトニックによるクールな雰囲気と少女を彷彿とする声の温度差にゾクゾクしてしまうのだ。

不穏な曲が多い中、M-2のTip Tappingなんかはチューバ(かな?)のベース音にクラリネットなどが入るサーカスミュージック。レトロで可愛い曲だと思う。


dillon-music.com
iTunes

♪Tip Tapping (Official Video)


♪Thirteen Thirtyfive at Studio 8







:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

余談です。アルバムジャケットの彼女の写真が
Soleyの化粧に似ているので気になった。。

myspace.com

soley333.gif


Dirty Projectors + Bjork / Mount Wittenberg Orca

  • 2011/11/19 00:15
  • Category: D
mount1.gif

ビョーク参加のミニアルバムで、国際海洋保護区を設けるためのチャリティー活動の一環で制作した全7曲。これまでダウンロードのみで販売されていた。

dirtyandbyork.gif

面白い試みのサウンド。Dirty Projectorsコーラス隊ならではの人工的機械的な女性コーラスが伴奏とリズムの役割を果たして、その上に重なるデイヴィッドとビョークの歌は抑揚豊か。サウンドはパーカッションが小さく聴こえ、ギターが入る曲もあるくらいでこじんまりしているのでヒットした前作が好きな人にはどうだろうか、と思う。むしろ私なんぞは、Dirty Projectorsを初めて聴いた時の才能の豊かさに驚いた時と同じ想いになった。シンプルなサウンドはごまかせないからね。ミニマルだけど広大さを感じる。という相反した感想を持った。

iTunes
Mount Wittenberg Orca.com

♪On and Ever Onward



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