Wrong Way Up / Brian Eno & John Cale

  • 2014/01/13 20:48
  • Category: B
昨年の夏、福祉関係のある民間資格を受験しました。
そのテキストの中に『環境音楽』のくだりがあって…
以下、その説明文章。

“環境音楽とは、音楽のジャンル、または思想を表す言葉である。狭義の環境音楽では、イギリスの作曲家であり、「ロキシー・ミュージック」に参加していたロック・ミュージシャンでもあるイーノ(Eno,B)が唱えたアンビエント音楽という音楽思想を示す言葉の訳語である。” 
 云々と、本来はまだ続きます。

私は、突然真面目なテキストの中にイーノだの
ロキシー・ミュージックだのの名前が出てきたので
ドキッとしちまいました。
さらに、こういう解説を読んで環境音楽を知ろうとイーノのアルバムを探し、
『アナザー・ワールド』以前の妖しいアルバムを聴いちゃった人がいたら
その内容とのギャップにちょっとビックリしちゃうんじゃないか?
……そんなことを想像してひとりでドキドキしました。

enocall.jpg

ブライアン・イーノと元「 ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」の
ジョン・ケイルとの唯一のコラボ作品。90年のアルバムです。

アンビエント路線から離れた見事なまでのヴォーカル入りポップアルバムを
真のイーノファンにどう評価されているのかわかりませんけども
この二人が組んでこんなに明るいポップなアルバムができるとは
思いもしない人が多かったのでは…?

enocall2.jpg

そしてまぁ、1990年のイーノがちゃんと歌っています!
ケイルと半々ヴォーカルをとっているのですが
この二人、声質が似ているので違和感なく聴けますね。
イーノの方がねちっこいですけどね。
もちろんイーノが打ち込み、ケイルは主に鍵盤、
他にベースやギターのメンバーもいます。
ケイルの方が完璧主義を発揮してしまい、イーノが怒って
この後の二人のコラボはなくなったという話ですので勿体ないですね。

少しだけ曲説明。
M-1の♩Lay My Loveは
印象的にリフレインされるヴァイオリンのフレーズと
リズムが絡んだアルバム中で最も好きな曲です。
高橋 幸宏氏がアルバム『Blue Moon Blue 』でカヴァーしてます。
M-6の♩ Spinning Away は文句なく美しいポップソングです。
この曲は人気だわね!

♩Lay My Love


♩Spinning Away



リマスター盤が2005年に発売されてますが
お高いですね、、、






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Brenda Ray / D'Ya Hear Me! : Naffi Years, 1979 - 83

  • 2014/01/05 22:20
  • Category: B
brendaray1pg.jpg

70年代後半から活動していたイギリスの女性アーティスト、Brenda Rayの1979年から83年の音源をまとめたもの。

2006年に『Walatta』(笑た?)というアルバムをリリースし評判がすこぶる良かったそうで、そこで初めて名前を知った人も多かったと思われます。私はレゲエ風の『Walatta』のジャケットを見てパスしていました。あぁ、でも今はその『Walatta』もちゃんと聴いてみたいですね。

brendaray2.jpg

彼女は「ナッフィー・サンドイッチ」というバンドや、「ナッフィー」というユニットで作品を作り続けておりました。この盤で聴けるのは、ポストパンクシーンの最中に生まれたDIY的なダブ風ポップ。ダブと言ってもクールな雰囲気はないんですよ。リズムボックスやエコーチャンバーやリヴァーヴユニット、2トラのオープンリールデッキ等を使用していますのでなんとなく音を想像していただけるかも。

それと、「歌は上手じゃなくても構わない」というあの時代のヘタウマな女性ヴォーカル陣を熟知している方々はわかると思いますが、歌は正直うまくないですね。落ちそうで落ちない綱渡りヴォーカルは、なんだかんだ言っても、なんだかんだ言われても好きでございます。ファニーな魅力がアルバム全体を覆ってますよ。

♩D'Ya Hear Me!



♩Yummy Yummy Ya!






Buke And Gase / General Dome

  • 2013/08/06 01:00
  • Category: B
bukeandgaseip.gif

NYブルックリンの男女デュオ、Buke And Gase(ビューク・アンド・ゲイス)の2ndアルバム。
自分たちで改造した6弦のバリトンウクレレと、ギターとベースを合わせた?ハンドメイド楽器で
スリリングでユニークでアーバンなロックを演奏するふたり。


bukeandgase.gif

片割れはブルーマン・グループの一員で楽器のデザインをしていたとのこと。
もう一人は自転車整備士。二人ともアナログマシーン的な経歴。

ハンドメイド楽器はアタック音が強くガシャガシャとしていて
パーカッション的な役割も果たしている為かリズム乗りがいい。
工場や作業場にいるかのようなノイジーさが若干あるのに
女性Vo. がそのサウンドにとっても似合ってるし、
自作楽器以外にもいろんなエレクトロ音が聴こえるので
細かなレコーディング作業が伺える。
あっという間の13曲!

https://itunes.apple.com/jp/album/general-dome/id594120223


♪Hiccup


♪Cyclopean


♪General Dome (Official Music Video)



Baby Jane / Classee X

  • 2012/10/01 11:22
  • Category: B
baby birkin

April Marchは、なりきり60'sフレンチポップ。
Fabienne Del Solは、なりきり60'sガレージガールポップ。
そして今!
ゲンスブールの曲ならなんでもやっちゃう”なりきりゲンスブールと女たち”
baby Birkinの唯一のアルバム(98年)。


「Thee HEADCOATEES」に在籍していたメンバーが組んだイギリスのユニットだそうで
プロデュースは「PULP」に在籍していたRussell Senior
「Piano Magic」にも参加していたRaechel Leighがこのユニットの女性ヴォーカル。

bany birkin2

98年なのでブリットポップ花盛りのイギリスはノリノリだったのだろうと憶測。
どうせ企画ものでお遊びでしょ?なんて思っていましたが結構良いです。
ゲンスブールの曲(2曲だけ違う)をガレージっぽく楽しくカヴァーしまくり。
フレンチポップがぐ〜んと身近に感じられます。

特に、シングルで日本でも売れたらしい♪Melo Melo (ジェーン・バーキン)
のカヴァーは、大好きな打楽器、ヴィブラスラップを大胆に入れている間抜けな感じで
お気に入り。

Ticro marketさまで何曲か試聴できます。
http://www.ticro.com/search/B00000043/no_sub/detail/


アルバムには未収録ですが、ジェーン・バーキンの曲
Orang-Outang のカヴァーが唯一「Baby Birkin」の演奏で見つかりました。



アルバム収録された曲の本家本元を数曲。
ブリジット・バルドーはいうことなしのボディ
ジェーン・バーキンは胸がな〜い、とすっかりおやじの私は心の中では思う。が!
自分にはウエストがないことに気が付いて言葉は慎む事にした

♪Bonnie And Clyde


♪Harley Davidson


♪Néfertiti


♪Mélo Mélo




The Birthday Party / Prayers on Fire

  • 2011/12/25 11:15
  • Category: B
prayyersonfire.gif

ニック・ケイブ率いるオーストリア出身のポストパンクバンド
(なのか、一応)
The Birthday Partyの1981年に出た1stアルバム。
本日はキリストさんの誕生日ということなので。


私は男性アーティストやバンドにはとても目が厳しい方だ。
逆に女性バンドやアーティストは可愛いだけで好きなんだけどさ。
80年代活躍組の男性バンドで惚れたのは、ウルトラヴォックス、
バウハウスやなんやかんや、そしてバースディ・パーティには惚れた!
惚れた時にはもう解散していましたけどね。
バースディ・パーティーは聴いていた当時最強のバンドだと思ってた。
もっとも、その時その時好きになったバンドを
最強のバンドだと思っていた阿呆でもありました。

thebirthdayparty2.gif

今改めてこのアルバムを聴き返すとバースディー・パーティーのいいところは、
もちろんニックケイブの野性味溢れるヴォーカルもいいし、
故ローランド・S・ハワード(昨年亡くなった)のルックスに似合わない
ソリッドで繊細な表現をするギターもいい。
さらに根本には、曲はパンキッシュだし耳障りなんだけど、
曲をバンドメンバーで取っ替え引っ替え作っていた為に
各曲が個性的でメンバーが曲に合わせた演奏をすることで
結構音楽として聴けたことと(?)
ブラスやらオルガンやらちょこちょこ入ってて割と多彩だったのね。
メンバーの中にマルチプレイヤーもいたしね。
意図したものかは知らんが結構ユニークな曲もあるし、
それは今現在の自分の音楽嗜好にも流れていることで
昔好きだった音はちゃんと理由があるんだな、
と思いました、ということで

ご存知のようにザ・バースディー・パーティーとしてのアルバムは2枚だけです。
私はこの1stの方が好き。もちろん2ndにも好きな曲はある。
2ndの方がもう少しパンキッシュというかアグレッシブだし。
しかし、やはりメンバーがバースディー・パーティーでやりたかったこと、
を記した最初の盤なのである。
一曲目の♪Zoo Music Girl から名曲でしょう!


さぁ。自分も来年にかけてこれからあらゆる面で原点回帰する予定。


iTunes


♪Zoo-Music Girl (Repulsion)


♪Nick The Stripper


♪cry










Brute Heart / Lonely Hunter

  • 2011/11/04 23:00
  • Category: B
lonelyhunter.gif

US発トリオバンド、Brut Heart の2ndアルバム。

bruteheart.gif

女性2人に男性1人、しかもドラム,ベース,ヴィオラの編成バンドってなかなか珍しい。音はポスト・パンクが少しダンサブルになったようで、ダークな歌のメロディーにヴィオラのエキゾチックなフレーズを重ねたりするところが気に入っている。ヴィオラ(改造しているのか電子ヴィオラというのがあるのか…)にエフェクトをかけたりとギター顔負けでカッコいい。

iTunes
myspace.com


♪Eclipse




Beirut / The Rip Tide

  • 2011/10/22 01:00
  • Category: B
theriptide.gif

iTunesで試聴
myspace.com

ゲッ。しくじった~!来日が決まってたのね。
ネットから離れて生活してたのでこういうはめになりました。
当日券は出るのかしらん。。


ザック・コンドン率いるBeirutの4枚目のフルアルバム。

theriptide3.gif

Beirutの特徴であるバルカンミュージックなど、その土地の匂いのするいわゆるワールドミュージックを曲に溶け込ませていくという方法が、デビュー時にくらべると、少しずつ削られてきていたことは感じていました。そうして、遂にこのアルバムでは土臭さはほとんどなくなっているようです。

しかし、トランペットの郷愁と、歌とともに甘くてそれでいてエネルギーがみなぎってくる楽曲の素晴らしさを聴くと、削ぎ落とされて裸になったザック・コンドンの音楽性は格別なものであって、東欧音楽のベールをまとって出て来たデビューアルバムは、むしろそれに目を奪われることで我々を惑わしたのでは?と思えるほど。

ファンとして愚痴を言わせて頂けるのなら、これまではあったブラスの演奏によるインストがなくなったことが残念なだけです。好きなんだなぁ、あれ。


♪ A Candles Fire




Blue Hawaii / Blooming Summer

  • 2011/02/10 00:00
  • Category: B
bluehawaii.gif


myspace.com

カナダ・モントリオールを拠点に活動するエレクトロニック・ポップデュオ
Blue Hawaiiのデビューアルバム。



「Braids」(今年デビューのバンド)の女性Vo.とライブハウスで働くアレックス君のふたり。
シンセ、ギター、ドラムマシーンなど、抽象的な電子音やリヴァーブなどのエフェクトや
レイヤーサウンドなど曲の作りから、エレクトロニカ~流行のチルウェーブともとれる。
シンセ音がトロピカルムードを作り出すから、どことなく夏の温度を感じるアルバム。

ウィスパーヴォイスでさりげなく歌うようなメロディーが多い中で
メロディーもハッキリとし、80'sを少し意識した様なエレクトロ曲がなかなかいい。


海に浮かぶボートでお昼寝。
水面にビートが刻まれ ゆらゆらと揺れる頃
ラブソングにような夢を見る。


♪Blue Gowns


♪floral



【2010 / Arbutus Records】



Blonde Redhead / Penny Sparkle

  • 2010/10/16 12:00
  • Category: B
pennysparkle.gif


blonde-redhead.com
myspace.com
       

N.Yを拠点として活動する日本人ヴォーカリスト、カズとイタリア人の双子の男性からなるトリオ、Blonde Redheadの8作目。前作『23』がヒットし、今までを思うと到底考えられない類いの女性ファッション雑誌でも紹介されてました。出世(?)したなぁ。4ADレーベルに移ってからのアルバムはさらに良くなってるもん。

4ADといえば、このBlonde Redheadを含む4ADのアーティスト3組が
来日するみたいです。4AD


penny1.gif

ギターが少し抑えられたエレクトリカルなゴシック的ポップス。
シンセ音がサウンドをスケールアップしていて、
曲自体はシンプルでメロディアスなところが目立ってます。
それこそ、時代が時代なら、昔の4ADを代表していた
「コクトー・ツインズ」「デッド・カン・ダンス」等と
並び称されててもおかしくないですね。
カズのヴォーカルは猫のように甘えて絡み付き、
最後には噛み殺されそうな毒気をはらんでいるし、
メロディも相変わらずBlonde RedHead節ともいえる様式美…
そろそろワンパターン。とも思うけど、それに勝る魅力が充分にあるし!

あぁ、落ちてく、落ちてく。



【 2010 / 4AD 】


Blonde Redhead - "Not Getting There" (Official Video)




Blonde Redhead - Here Sometimes (4AD Session)





BENETT 「 SO YOU’RE NOT COMING OVER?」

  • 2009/01/06 00:00
  • Category: B
benett.gif

90年代からカリフォルニアで活動する女性シンガー・ソングライター、
Benett(ベネット)による96年のアルバムの復刻版。


ジャケットの一目惚れ買いです、お許しください。

60sガールポップ・マナーのギターポップ/インディ・ポップなんですが、
ところどころにピコピコしたムーグシンセや他アナログシンセを使った
「変テコ可愛い」エレポップの曲が挟んであって、
普通にやってれば普通で終わるものを、、
少し混乱させてくれます。

benett2.gif

歌は音程を外すし、全ての曲がライブ録音ではないかと思えるほど
決して上手ではない。というかヘタなんですけど、キュートなんです!
と言えてしまえるのはいいのか悪いのかは知らないけど、
インディ・ポップの唯一の強みです。
(特に90年代はそうだった気がする。)

切なげなメロディはなかなか良いし
90年代の隠れ名盤って触れ込みもあるみたいですけど、
今の時代には90年代隠れカルト盤と言った方がいいのかも。
珍奇なんだけど可愛いいんですよ。要するにファニー!
なんだかわからんうちに骨抜きにされて、
不思議な魅力があります、ほんと。
April Marchがバックコーラスで参加している曲もありますよ。

【2008(1996) / DESSINEE 】


Production Dessineさんの
太っ腹な試聴です。★こちら
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