The Knife /Shaking the Habitual(2014)

  • 2014/12/08 20:15
  • Category: K
MDS01085 のコピー

スウェーデンの兄妹デュオ、The Knife の今年の春頃に出たアルバム。
エレクトロでダーク。節回しは民謡のように感じる部分もあるし、
日本の祭り太鼓にも通じるようなリズムもあるし、クールなんだけど、北欧のお国柄というのか
やっぱり不思議なテイストを兼ね備えておりますね。

The_Knife.jpg

しかしこのデュオ、11月に解散してまいました。
かなりダンスミュージック寄りだとばかり思っていたのと、
これまでのアルバムジャケットのセンスがあまり好きじゃないという理由でこれまで敬遠してきたことが
もったいなかったなぁ。と思うような内容の濃いアルバムでした。

♪A Tooth For An Eye






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Klo Pelgag / EP

  • 2014/02/27 23:00
  • Category: K
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最近気になる Klo Pelgag (クロ・ベルガク)は
多分、カナダのケベック州モントリオールの女性アーティストさん。
彼女の4曲入りEP(2012) 。Digital Albumのみです。

klopelgag1-antenna.jpg


のびやかな歌とクラシカルで童話みたいなシアトリカルな曲調が、
ケイト・ブッシュに近いオーケストラ・シャンソン。
ピアノ(キーボード)の腕が確かな人で、
テクニックが必要なアレンジでも歌いながら弾いているのがすごい。
気にいっているので日本でも紹介されるといいのになぁ。
いろんなとこで彼女の写真を見たら、茶目っ気たっぷりな人でした。

4曲とも試聴できます。(Band Camp)


サイドバーのところに貼付けた昨年のアルバムも4曲試聴できます。

♩Ariane (En spectacle)


♩Comme Des Rames



Karl Bartos / Off The Record

  • 2014/01/31 21:41
  • Category: K
karlbartos2.jpg

元Kraftwerk の Karl Bartos さん。
昨年(2013)ソロ名義としては10年ぶりになるアルバムを出しました。
ちなみに前作のアルバムは慌ててYouTubeで聴きました(汗)

1曲目からヴォコーダー炸裂のロボットポップ。略すとロボポップ!
宇宙戦争映画のサウンドトラックにどうぞ、って感じの曲ですが
(ヴォコーダーヴォイスを聴くとめちゃテンションあがるんですがどうしてでしょう。)
歌入り曲はメロディーメーカーぶりを発揮して、ポップスソングに徹底してますね。

iTunesで試聴
https://itunes.apple.com/jp/album/off-the-record/id623402364

ダウンロード

温もりのあるテクノ、アナログ感のあるテクノ(?)ですので
私のようなおばさんでも大丈夫。
そもそもKraftwerk がそんな感じですので。
テクノ学校みたいなね、そんな門戸の広さがあります。
Karl Bartosさんは実際大学で教鞭を執っていたようですしね。

M-8は昔の子供のイメージする「未来のBGM」みたいで
M-9なんてラテンのリズムに乗せて(これは高速“Taboo”じゃないかい?)
「R2-D2」が出てきそうな雰囲気のサウンドトラック。
M-12なんて鍵盤をギターに変えたら甘い甘いギターポップに変身するでしょう。
アルバムの後半は特に面白く聴きましたよ、先生。

♩Atomium" (Official Music Video)



♩Without A Trace Of Emotion -- The Film





King Dude / Burning Daylight

  • 2012/11/09 21:00
  • Category: K
kingdude1.gif

シアトルのシンガー・ソングライターThomas Jefferson Cowgillによる
King Dudeの2作目。(実質こちらが1作目という話もあり)


ダークで凍りつくような暗闇フォーク。ドロドロはしてません。
むしろインダストリアルを感じます。
低過ぎる低音ヴォーカルにスティーヴン・セガール的肉厚男の予感?と思ったら
まぁまぁ予想通りでした。

kingdude2.gif

リズム隊が入る曲がほとんどなく、ギターはツーコードくらい?。
そしてディレイかけまくり。
ヴォーカルはほら、80'sゴスバンド、Sisters of Mercyのヴォーカルに
似ていると思ったのですが(古い人間ですみません)、
こちらの人の方が声が低くて聴いているだけで喉が痛くなりそうです。
これくらいカラーが濃いと女性ヴォーカル好きの自分の琴線にも引っ掛かってきます。
皮ジャンにサングラス。ベタなところもまた…ね。

kingdude.bandcamp.com
iTunes

♪Holy Land  PVがちょっと怖い


♪Jesus In The Courtyard


♪Barbara Anne
ディレイかけず素のまんま。




Keren Ann / 101

  • 2012/01/26 15:38
  • Category: K
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イスラエル人でフランスやN.Yを拠点として活動しているシンガー・ソングライター、Keren Annの6作目。

鎮静作用があるKeren Annの歌声はいいな。スリリングさを秘めたほどよい大人のポップスで、なんだかんだで昨年はこれよく聴きましたです。かなりイメージチェンジしてましたね。このヘアスタイルは結構リスクがあると思うわ(笑)

101階の高層マンションから覗いた日常、というストーリー性のある内容が遊び心があり、特に 酔っぱらった二人の男女が帰ってきた時に、「私の名前はトラブルよ」と、女は男に告げるというM-1の“My Name Is Trouble”とか、若い愛人と年増の女の話M-4の“Sugar Mama”なんか、そのまんま映画でしょっ。素敵な一枚。


iTunes
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♪My name is trouble


♪Suger Mama




Kammerflimmer Kollektief / Teufelskamin

  • 2011/12/16 16:10
  • Category: K
kfk8.gif

ドイツのカマーフリマー・コレクティーフの8作目。

初期の頃は聴いてないのでよくはわからないけど、徐々に輪郭がはっきりした音になっているのかな。ギター、ベース、ハーモニウム、シンセ、口琴やベル、エレクトロニクス、ヴォーカルetc...による実験的な音でフリージャズ風の曲も。

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クールでスリリングでありながら、浮遊感のある女性ヴォーカルHeike Aumuellerの旋律で中和されて独特のムードが生まれている。混沌とした氷点下のサイケデリア。


iTunes
myspace.com

♪Never Collapse, Always Dazzle! (unofficial fan video)


♪A Different Karmic Thermal




コシ ミハル /パラレリズム

  • 2011/11/12 22:35
  • Category: K
parallelisme.gif

コシ ミハルのYENレーベルから出た2作目。
一曲を除きコシミハル本人の作詞作曲でプロデュースが細野晴臣。
ジャケットは金子國義が担当。

本人曰く、テクノに溺れていた頃のアルバム。(芸能界デビュー時のあのスタイルは悪夢だったらしく、シンセに没頭しデモテープを作る日々が続き、そのデモテープを聴いて気に入ったのが細野さんだった。)

小悪魔的のものや刹那的だったりする歌詞は彼女の雰囲気に似合っていて、言葉がシュールに並べられている。細野節のシンセサウンドに子猫みたいに可愛い歌声のコントラストはいかにもニューウェーブらしい。このテクノ期から既に、シャンソンやフランスのポップスとは切り離せない彼女の創造性の一面が垣間みられる曲も入っていて、そういう曲はミニマルで可愛らしい。全編テクノではあるけれど、一本調子ではなくて、エキゾティックだったりと少しずつ曲調を少しずつ変えて楽しませてくれる。

余談だけど、このアルバムの前に出た「TuTu」も作風は似ているけど、ミックスがあまり好きではなくこちらのアルバムの方が断然好きだ。

miharukoshi.com
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シンセドラムは高橋幸宏とスティーヴ・ジャンセン(JAPANのメンバーでデヴィッド・シルヴィアンの弟)ですかね?  ↓

パラレリズム と、Decadance120




コシ ミハル /心臓の上

  • 2011/11/02 19:00
  • Category: K
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90年発売のコシ・ミハルのCDブック。しかしブックレットがなくなってしまったのでCDだけ聴いていました。ブックレットの方は、イラストレーター赤木仁の画集と詩。

コシ・ミハルのデビューは「越 美晴」で、ピアノの上手な弾き語りアイドルが出てきたなぁと感心したものですが、いわゆる歌謡曲界の方だと思っていました。しかしその数年後に見た彼女はニューウェーブの恰好をしてテクノポップをバックにソプラノボイスで歌っており、その変貌ぶりに驚きを覚えたものです。そしてそれからずっと、コシ・ミハルは何が流行ろうとも、いつでも自身の音楽世界を守り通しています。

昔のコシ・ミハル↓
赤のウーリッツァーの弾き語りって、、かなりすごい!!!



このCDブックの音源が昨年よりiTunesで配信されていたことを最近知り、遅ればせながら、この音源が改めて世に出されたことを祝して再びよく聴くようになりました。

エリック・サティやチャイコフスキーやドビュッシーなどを編曲し、基本的にはピアノ伴奏にアコーディオンや打楽器類が入るシンプルな内容です。曲は子供向けの可愛らしいですが元々一筋縄ではいかない作曲家を選んでいて、美しさだけではない無垢な鋭さというのも奥に感じ取れます。小原孝、上野耕路、細野晴臣が参加し、さらに曲に磨きがかかり、お洒落で不思議でしかもやりすぎず。ヴォーカル入り(フランス語やドイツ語)なのにBGM的で私は飽きがこないです。


iTunes
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miharukoshi.com


※ アルバム曲の映像は見当たらないので、他からチョイス。



♪Musique-Hall


♪Un secret de mon frere(兄の秘密)CM曲。



Kreng /L'Autopsie Phenomenale de Die

  • 2011/05/23 23:15
  • Category: K
震災後すぐ、東北人が我慢強いとか世界的にも言われてしまったので、近所の奥さんたちと一緒に「そこまで言われたら我慢するしかしょうがないべ」とボヤいていた、と母から実情を明かされた娘は苦笑いしかできなかったよ、、はは。


kreng.gif

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iTune

ベルギーのKreng(Pepijn CaudronKreng)の1stアルバム。全曲インスト。

ノイズ、壊れかかったピアノ、ソプラノや女性の泣き声に戦慄を覚えながらもアルバムを一枚通して聴くと、静かで上等なホラー映画を一本観終わった感覚です。細かに構築された作品は芸術的であります。ベルギーで活躍する映画や演劇などの作曲家だそうですよ。

♪ Meisje In Auto ショパンのプレリュードが題材


ヴィジュアルにしたらまさにこんな感じ♪





KLIMA / Serenades and Serinettes

  • 2010/12/28 21:10
  • Category: K
klima.gif

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エレポップユニットGunger Aleとして活動。Piano Magicにも参加している
Angele David-Guillouさんのソロ2作目。


klima2.gif

ストリングス、フルート、パーカッション、ギター、アコーディオン、ピアノ、鉄琴などの生楽器に
エレクトロニクスをそっと散りばめたクラシカルでヴェルベットのような極上ポップスで
冷たい氷に覆われた幻想的な世界に蝶が舞っているような美しさ。
透明感があって羽が生えた様な彼女の歌声は、加工じゃなくてライブでもわかる本物の天使声。
1stも良かったんだけど、今作の様なチェンバーポップスは彼女によく似合うと思う。
CDは手作業が加えてあるクラフト感たっぷりの素敵なデザイン。

☆ 抜かりのないplanet oz
かれきさんの紹介のおかげで聴き逃さずに済みました♪


♪French Mittens


♪By My Side(ライブ)


♪In my Room


♪Orffans (このまぁるいペーパークラフトがCDに付いてきます)



【2010 / Second Language】




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